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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

ポリネシアの記憶

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タヒチ島での朝。
今日は夕方から別の島へ行くので、車を手配してタヒチ島を一周する。
今までお金が高いことから敬遠していたタヒチ。
でも、ポリネシアを撮影する上で、どうしても重要な場所だった。
ポリネシアとはギリシャ語で多くの島を意味する。
ハワイ(北)、ニュージーランド(西)、イースター島(東)を結んだポリネシアトライアングルの中心に、タヒチはある。
イースター島のモアイも、ポリネシアが発祥。
その痕跡を見るのが、今回の目的だった。
イースター島には祭壇(アフ)とモアイがある。それに呼応するのは、タヒチではマラエと呼ばれる祭壇とティキ像。
それを何の色眼鏡もかけずに、見たかった。
まず最初に訪れたのが、観光客がまったく訪れないマラエ・タアタ。
入り口には道祖神のような小さなティキ像が。
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そしてその向こうには、大きな祭壇と石垣で囲われた聖地が。
目を瞑って、その石の記憶を辿る。
イースター島で教えてもらった、それぞれの有機物が持っている記憶の辿り方。
心にそれらがなだれ込んでくる。
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ここは、力のある部族が住み、島の東側を統治していたイメージ。
目の前の海から食料を得て、巨大なクラン(家系)文化を形成した。
上空から見下ろすとこんな感じ。
最初のマラエに相応しい、優しいエネルギー。
僕はしばらく瞑想し、その場のエネルギーと自分を重ね合わせた。
                 ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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