パフィン2016-07-25 Mon 03:05
![]() パフィン、和名は西ツノメドリ。 極北に生きる海のピエロと呼ばれ、北海道でもエトピリカの愛称で親しまれる。 僕は今までアラスカ南部で何度もこの鳥を見てきたが、いかんせん近づくとすぐ逃げてしまうため、ゆっくりと撮影できた試しが無か った。 でも、さすがアイスランド。まだ人跡未踏の断崖絶壁に営巣するパフィンは、まったく人を怖がらない。手を伸ばせば触れられそうな 場所で、花に埋もれているのだ。 場所を変えれば、今度は子育ての真っ最中。体重の5割食べないと体力を維持できないパフィンは、海へ出掛けては、雛のためにイカナゴを大量に口にくわえて戻ってくる。 ![]() 水中の遊泳を可能にするため、翼が体の割に小さいパフィンは、毎秒300~400回も羽ばたくので、まるで大空を飛びながら溺れているようにさえ見える。 ![]() まじまじと見ると、まさに芸術。一体誰がこんな精巧な“いのち”を創ったのだろう? こんな『美』を目にする度に、僕は大いなる者の存在を感じ、自然に涙が頬をつたっていく。 こんな美しい世界に、生かしてもらえる幸せに。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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