モラビア2016-08-15 Mon 23:56
![]() 「ボヘミアの河よ モルダウよぉ~♪」 プラハから東へ向かうと、歌の舞台・ボヘミアの大地が広がった。 その中心となるのが、チェコ第二の都市ブルノ。そこから少し入った場所こそが、今、世界中を賑わしているモラビアの大平原だ。 旬は小麦。大麦が青く揺れる5月~6月とは聞いていたが、今は8月、麦は刈られてしまっていた。でもダメモトで突撃していくと、何か新しい発見があるもの。トウモロコシが旬を迎え、二期作の畑は、新芽も顔を出していた。 ![]() ![]() まるで芸術のようなその草原を撮影していると、どこか違和感がある。畑のすぐ脇まで深い森が迫っているのだ。 ![]() まるで「蝦夷」のよう。 北海道も昔は、柏や松などの森が広がり、そこへ開拓者たちが入ってクワを入れた。尊敬する画家「坂本直行」さん(六花亭の包装紙でもお馴染みの)も、著書の中で「開墾の記」が「悔恨の記」になって行くと記す通り、それは並大抵の苦労では無かった。 モラビアの大平原も、周りの森を開墾し続けた結果の風景だった。 自然が元から持ち得る美、人々が生活するために手を加えた美しさ。僕は両方とも好き。 モラビアの大草原、それはボヘミアの人々の血と汗の結晶だったのだ。 ![]() PS,草原に吹く風に吹かれながら、チェコナンバーワンのワイナリー「ソンベルグ」で試飲。 ![]() イケメンのお兄ちゃんが丁寧に説明してくれました。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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