湖畔の雲2016-09-24 Sat 07:28
![]() 湖畔にやって来た時には、またマッターホルンは雲に隠れていた。 ふふふ、大分慣れてきましたよ、このシチュエーション。 待ちます。 てっぺんが出るまで、いつまでも。 マッターホルンとシンクロさせてもらえるまでに学んだもの。 それは、僕の覚悟が試されているということ。 焦れば焦れば、怒れば怒るほど、すべてはマイナス方向へ落ちていくのだ。 見せてくれないではなく、見られるまで、姿を現してくれるまで待ちますと言い切ること。今日がダメでも、明日、明後日と。 まるで雲の製造機かと思うくらい、マッターホルンを中心に雲がらせん状に渦を巻いている。 ![]() 気持ちを穏やかに保ち、体中、今、ここにいさせてもらえることに感謝する。ありったけの感謝をする。 すると、ふっと静かになるときがやってくる。 そうなれば外界の風景にも静けさが映される。 心の中と外界。それは表裏一体。 停滞していた雲が割れ、突然流れ始めた。 ![]() マッターホルンが姿を見せ、湖畔にも反射した。 またお逢い出来ましたね。 ![]() それから標高3883mのグレッチャーパラダイスへ。 ![]() 氷雪峰を十分楽しんでから、山麓の町ツェルマットへ下りた。 ![]() この辺りはスレートが沢山とれるため、こんな風に屋根にもお洒落に使われている。 ![]() マッターホルン、本当に色々な勉強をさせてくれた聖山。 僕は頭を下げ、ツェルマットを後にした。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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