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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

へっつきぼぼ

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「へっつきぼぼ」
岐阜以外の人に言うと、必ず笑われる方言。
一般的には「ひっつきむし」や「オナモミ」などと呼ぶ。
今日はまさに小春日和。気温もぐんぐん上がり太陽が煌めいた。
カメラを片手に、周りの里山を散歩。
いつもの山道を上がると、ズボンがたちまちひっつきぼぼだらけ。
手榴弾のようなオナモミでなく、米粒を更に細くしたようなものがビッシリ。引っ張るとマキビシのような鍵状の棘が残る。
ふふふ、懐かしい感覚だ。
屈んでいると、小学生の頃の思い出が走馬灯のように蘇ってくる。友達と一緒によく山を駆け巡って秘密基地を作ったなぁ。
晩秋のもみじが深紅に燃え、足元はカキのような葉っぱ。空を見上げれば、赤、黄、緑、青と色彩のパレットだ。
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そして山菜の王様「コシアブラ」が、レモンイエローに輝いた。
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「故郷」がある。それはなんて幸せなことだろうって、切に想う。
僕はこの山々に、この空気感に、ここで生きる人たちに育ててもらった。
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明日は午後14時から東京のクラブツーリズム本社で「イースター島」の講演をして仕事おさめ。ヨーロッパから帰国して2ヶ月。よく働き、よく遊んだ。さぁ、また撮影の日々に戻ろう。
明後日から、新たな旅が始まる。
           ノムラテツヤ拝
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赤坂ナイト

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少し前にも再放送された「ホワイトライオン」の番組。
その時のテレビクルーが集結し、赤坂の隠れ家で焼き鳥と日本酒を頂いた。
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みんな、それぞれの世界で一線を走っている匠ばかり。
出てくる話も、やっぱり上質で胸が高鳴る。
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「今度3週間のハワイロケで」とわくちゃん(VE)。
「いいなぁ~、どんな番組?」
「NHKのグレートネイチャーって知ってる?」
「もちろん」
「そこで波のことをやるみたい」
「波?」
「うん」
話を聞いた3人は、なんておいしい仕事なんだと想ったに違いない。
世界は不思議だ。
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みんなやりたいことを邁進し、はたから見ると遊んでいるようにしか見えない。
そして本人自身も、やっぱり楽しみながら仕事をする。
人生はたったの一度きり。だったら、どうせ時間を積み重ねるなら、一所懸命、命を賭けて本気で何事も取り組んだ方が、きっと充足感、幸福感に満たされるはず。
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はたらくの語源は、はた(周り)を楽にすること。
よく働き、よく遊ぶ。
それらが融合していく生き方こそが僕らの目指す道です。
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焼き鳥が美味しいのは勿論、ここは絶品の日本酒が2時間半飲み放題。
飲んで、のんで、呑み尽くした。
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良い日本酒は、翌日に決して残らない。
赤坂での大人な呑み会。また勉強させて下さいね。珠玉の時間でした。
            ノムラテツヤ拝
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キャパ

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昨日の有楽町ビックカメラでのソニーセミナーは大盛況。
「今までこれだけ集まったことはありませんよ」。
ソニー社員からお褒めの言葉を頂き、有難い限り。
でも、ただ聞いてもらうだけなんて嫌。
いかにソニーのカメラが今、トップを走っているのか。
それを知ってもらい、手に取り、買ってもらいたい。
決して後悔はしないことを、僕は知っているから。
昨日も秘策が当たり、飛ぶように売れた。
どうぞ写真ライフを心から楽しまれて下さいね。
今日発売の写真雑誌CAPA。
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その中の「安田菜津子が今伝えたい・聞いてみたい ドキュメンタリー写真家のメッセージ」というコーナーで取材を受けたものが掲載されている。
ぜひ手に取って見てやって下さい。
どうぞ宜しくお願い致します。
            ノムラテツヤ拝
対談33回LAST
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チエネーゼ

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東京の夜、突然時間が出来た。
目を瞑って、誰と一緒にいたいかな、どんな料理を食べたいかな?
ぐるぐる、ぐるぐる。
あっ、あの人の料理が食べたい。
すぐに連絡を取ると「いいねぇ、やろうやろう」ということで開催の運びとなった。
有楽町のビックカメラで前日の社員セミナーをして、日本旅行で来年の旅の打ち合わせ。終わって、日本橋駅から新宿、そして京王に飛び乗った。
6時40分。
玄関のドアを開けて、中へ。
「お久しぶり~」
そこには、いつも通りの天真爛漫、爆発するような笑顔があった。
「今日は東京のどのレストランよりもチエネーゼ(チエさんの作った料理)が食べたくって!」
「嬉しいわぁ~」
早速出されたのが、スペイン風焼き鳥。
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まるで本場のトルコケバブのように何種類もの香辛料が混ぜられ、付け合せのヤツガシラにノックダウン。なんて豊潤な甘さ。聞けば、今が旬なのだという。
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サラダはゆず風味で、アサリもふんだんに乗せられていた。
前夜、リクエストしたものは、今回も好物のイカスミ料理。今まで、イカスミリゾット、イカスミパスタ、イカスミパンなどなど素晴らしい料理を頂いてきたが、今回はオルソと呼ばれる麦飯で作ったスペイン風おじや。
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濃厚なコク、そしてバランスのとれたまあるい味に、心の中心がほっこりとした。
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集まったメンバーも素敵な面々。キャッキャと笑い合っていると、最後に更にもう一品。トランペットタケを主にキノコがこれでもか
と入れられ、そこに目玉焼きとバルサミコ。
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ビビンバのように崩していると、中からはなんと贅沢に海のミルク「カキ」が。
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旬のものを心を込めて作る。
これが最上の料理だと思うけれど、チエさんを見ていて昨日確信した。料理の神様がいるとすれば、誰に宿るだろう。
常にご機嫌様、そして料理のことだけを考え、後はなーんも考えない。すると、そこに絶妙の間が出来て、神が降りてこれるのだ。
まさにチエさんは料理の神様の憑代、御柱となっているわけだ。
だから、今回の料理も今朝まで何も考えない。降りてくるイメージを頼りに、次々と逸品が生み出されていく。
まさにチエさんしか作れないチエネーゼ。
今回も、至高の夜を有難うございました。
いのちを、御馳走様でした。
                 ノムラテツヤ拝
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2回目

溶岩の川横でM2

今日は第2回目の中日文化センター講座でした。
舞台は北アメリカ。
初めて訪れたアメリカ一周、そこからカナダを経由して、師と出逢ったアラスカへ。
雄大な自然と、そこにまつわるエピソードに皆さんで笑い合いました。
メキシコの地下遺跡「テノチティトラン」に驚き、グアテマラのティカル遺跡へ。
そして旅の最終地はお勧めのパカヤ火山。
ここは世にも珍しい溶岩の河でマシュマロが焼ける場所。
溶岩の真ん中に小さな白いものが見えませんか?
これがトロトロに焼けたマシュマロです。劇的に美味しかったなぁ~
世界でもまだ知られていない面白い場所、秘密の場所なども沢山話しますので、ご興味があればぜひ中日文化センターへいらして下さいね。
次回は来年の2月2日です。
                ノムラテツヤ拝
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