現在のマオリ2016-12-08 Thu 06:28
![]() 今回の旅の目的はマオリ族の今と昔を体験すること。 ニュージーランドには約500万人の人が住み、マオリ族はその内の12%ほど。 つまり60万人ほどしかいない。キャプテンクックがヨーロッパ人として初めて上陸する以前から、マオリは現在の北島「ロトルア」の町周辺に居を構えていた。 まずは現在のマオリ族から。彼らが昔住んでいたあろう風景を再現した村で、今まで大切にしてきたものを見せてもらった。 鼻の先を触れ合わせる挨拶、相手を威嚇するためのベロ出し。 ![]() 戦闘前にふむシコのようなハカ。そして海の民らしく、細く美しい清流を小型船に乗って漕ぎ出していく姿。 ![]() ![]() 激しい踊りの中にも、ユーモアが散りばめられ、笑いありの数時間。 ![]() ハリウッド女優アン・ハーサウェイに似たマオリ女性もいて、彼女のルーツを考えてしまった。 ![]() 旅には2つのタイプがある。事前にほとんど決めていく人、まったく決めずに流れに任せる人。僕は後者タイプ。 新たな本を作り出すには、インターネットでいくら調べても出てこない。だって、誰もやっていないことを本にするんだから。まずマオリが一番住んでいる町に出掛け、一通り風習を見せてもらう。そしてその周りを自分の目で確かめていく。 「自分の見たいものは一体何なのか?」 それを自問自答していくと、ある時ふっと繋がる。 心の中に途切れ、途切れで放置していた線が、一本にピンと張る時がやってくる。 ![]() まずは全てを受け入れ、自分の中で取捨選択をしながら、その場が持っている雰囲気に自分を溶け込ませていく。 父なる空も、母なる大地も、そこを見ている。そして完全に違和感がなくなった時、新たな次元の扉を開けてくれるのだ。 向かう先が決まった。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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