fc2ブログ

写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

朝日と共に

DSC01704_201612101718254f3.jpg

ニュージーランドの東海岸は世界で一番早く朝日が拝める地。
マオリ族も当然、北島をくまなく旅したであろうから、そのような場所を聖地にしたに違いない。
僕たち人間は、大昔とそんなに大きくは変わっていないのだ。
朝焼けに染まっていたので、慌てて用意して海辺へ向かう。
線香花火のような朝日が、水平線から昇ってきた。
DSC02650.jpg

浜辺には赤と黒の線が交錯し、それらが波にかき消されていく。
DSC02684_20161210171823ea2.jpg

マオリの人々が、海岸を歩いていく。
太陽に照らされ、透明感のある氣を沢山受け取りながら。
DSC02710.jpg

ここ数日マオリ族の長に連絡を取り合い、ようやく昨日許可が降りた。
これから彼らが大切に守り続けている最高の聖地へ向かう。
長い桟橋を渡ると、ここからは山奥へのトレッキングが始まる。
              ノムラテツヤ拝
DSC01734.jpg
ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン人気ブログランキングへのクリックをお願い致します!以下のライオンボタンの上でクリックしてみて下さい。吠えます!
人気ブログランキングへ

テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

ニュージーランド | コメント:0 | トラックバック:0 |

神聖なマラエ

DSC02724.jpg

北東の東海岸に、国内最大のマラエがある。
タヒチでも同じ呼び名の「マラエ」とは、集う場所を意味し、マオリのマラエは、門があって、内側に集会所の家が建てられている。
もちろん色は権力の色の赤で塗られ、見事な彫刻群で飾られていた。
DSC02727.jpg

田舎にくれば来るにしたがって、マオリの核心部に迫ることになる。そのため、ひとつひとつに許可がいって時間もかかる。
マラエの室内に入れて貰うと、聖書台の下にマオリ像が胸に手を置いている。まるで「自分の心が向かう方へ進め!」と言わんとしているかのよう。
DSC01671.jpg

奥にある更に大きな漆黒の像は、深く祈り込みがされて、マラエ自体の主となっていた。
DSC01676.jpg

作られたのは1930年。
他宗教の弾圧に負けず、ただひたすらに祈ってきた形がここに封じ込まれていた。
「マラエは私たちの神聖なる家だから」
そんな声が、至る場所から聞えて来るようだった。
                  ノムラテツヤ拝
DSC02735.jpg
ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン人気ブログランキングへのクリックをお願い致します!以下のライオンボタンの上でクリックしてみて下さい。吠えます!
人気ブログランキングへ

テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

ニュージーランド | コメント:0 | トラックバック:0 |
| ホーム |