朝日と共に2016-12-10 Sat 17:20
![]() ニュージーランドの東海岸は世界で一番早く朝日が拝める地。 マオリ族も当然、北島をくまなく旅したであろうから、そのような場所を聖地にしたに違いない。 僕たち人間は、大昔とそんなに大きくは変わっていないのだ。 朝焼けに染まっていたので、慌てて用意して海辺へ向かう。 線香花火のような朝日が、水平線から昇ってきた。 ![]() 浜辺には赤と黒の線が交錯し、それらが波にかき消されていく。 ![]() マオリの人々が、海岸を歩いていく。 太陽に照らされ、透明感のある氣を沢山受け取りながら。 ![]() ここ数日マオリ族の長に連絡を取り合い、ようやく昨日許可が降りた。 これから彼らが大切に守り続けている最高の聖地へ向かう。 長い桟橋を渡ると、ここからは山奥へのトレッキングが始まる。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
神聖なマラエ2016-12-10 Sat 17:17
![]() 北東の東海岸に、国内最大のマラエがある。 タヒチでも同じ呼び名の「マラエ」とは、集う場所を意味し、マオリのマラエは、門があって、内側に集会所の家が建てられている。 もちろん色は権力の色の赤で塗られ、見事な彫刻群で飾られていた。 ![]() 田舎にくれば来るにしたがって、マオリの核心部に迫ることになる。そのため、ひとつひとつに許可がいって時間もかかる。 マラエの室内に入れて貰うと、聖書台の下にマオリ像が胸に手を置いている。まるで「自分の心が向かう方へ進め!」と言わんとしているかのよう。 ![]() 奥にある更に大きな漆黒の像は、深く祈り込みがされて、マラエ自体の主となっていた。 ![]() 作られたのは1930年。 他宗教の弾圧に負けず、ただひたすらに祈ってきた形がここに封じ込まれていた。 「マラエは私たちの神聖なる家だから」 そんな声が、至る場所から聞えて来るようだった。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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