ノーザンライツ2017-01-02 Mon 15:40
![]() 北から南へ走ったかと思えば、今度は南から北へ光の波が進んでいく。 まるで夜の闇に浮かぶ光の海だ。寄せては返す極光の波。 それらがどんどん天頂へ収束していく。 そろそろか? オーロラの醍醐味は、ただ光を見つめるだけではない。 一度出てきたオーロラには、必ずピークがあり、終わりを迎える。その起伏を感じるのが、魅力でもある。 天頂へ集まってきたオーロラは、さらに内へ内へと圧縮され、やがてある閾値を超えたところで、外側へはじけ飛ぶ。 光は天頂から放射状に飛び散り、まるで自分が光の投網をかけられているみたい。 優しい充足に満ちた完璧なエネルギーに包まれ、抱かれていく。今まで見上げたオーロラの中でもトップランク。 大晦日から年始にかけて、まるで時を繋ぐかのように見事な女神が舞った。 アイスランドのオーロラを初体験した瞬間だった。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
オーロラ2017-01-02 Mon 15:38
![]() 20歳の時、晩秋のアラスカで初めて見上げたオーロラ。 まるで生き物のような妖艶な舞いに魅せられ、僕はすぐにアラスカでオーロラツアーを始めた。 1年に2回ずつ、今まで14回ほどツアーを催行したが、見えなかったのは1回だけ。その理由も今では分かる。 オーロラの語源はギリシャ神話の女神から。何故か分からないけれど、オーロラさんとは極めて相性が良い。 緑のオーロラ、蒼、紫、そして最も見る事の難しい赤の光まで。ノーザンライツ(極光)をもう100回以上体験した。 でも、それはすべてアラスカだけのこと。他の場所で見たことは無かった。 アイスランドの大晦日。天候は晴れ。少し期待しながら待っていると。午後7時にもう白っぽい光が夜空をたゆたって いた。 食事をするのも忘れ、三脚とカメラを設置。 やがて少しずつ緑色に色づいてくる。 ![]() その中を星々が輝き、流れ星が墜ちていく。 近くにアイスランドホースが遊びにきた。ジッとしててねと頼みながら、馬とオーロラを1枚に封じ込めた。 ![]() 突然、オーロラが激しく舞い始める。 ![]() まるで羽衣のようなカーテン、北から南へ一本の光の橋が黄、赤と輝いて走り抜けていく。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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