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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

ダイアモンドビーチ

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氷河を真上から撮影すると、見たことのない風景が広がった。
グレイシャーブルー。僕の一番好きな色合いだ。
夕陽が水平線に落ちていく。
クリスタルのような氷河の先端に、その赤色が浮かびあがる。
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海辺に打ち上げられた無数の氷たち。
それらはまさにここが「ダイアモンドビーチ」と呼ばれるに相応しい光景を作り上げていた。
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夜空に三日月が昇ってきた。
ザザーン、ザザーン。
黒砂に海水が浸み、寄せては返す波の音がいつまでも、鮮烈な空気の中を震わせていた。
              ノムラテツヤ拝
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氷の炎

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「アイスランドを一枚の写真で表すには?」
この旅が始まってから、ずっと考えていた。
冬のアイスランド、さぞ寒いと想像されている方も多いが、実は北海道よりも寒くない。
現在最高気温は5度くらい、最低も-5度くらい。
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理由はいくつかある。まず、アイスランドを東から西へ向かって流れる暖流の影響だ。
そして火山で作られた島らしく、至るところに地熱が湧き出て、白い煙を上げている。
首都のレイキャビークの語源が「煙を吐く湾」と言えば、いかに多いのか分かるだろう。
そしてヨーロッパ最大の氷河も、ここアイスランドにある。
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つまり、この島の魅力は、相反する氷と火が同居しているということ。それらを一枚で表すにはどうしたら良いのだろう?
夕陽に染まる浜辺を歩いていた時、ふとイメージが降りてきた。
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足元に転がる、冷水に洗われた氷河の氷。この中に夕日を映し込んで火をイメージ出来たら。
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まずは、自分なりの「完成のイメージ」を大自然に伝える。
後は心を空っぽにして、シャッターを切るだけ。
「氷河の中で燃え盛る炎」
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まさにアイスランドの一枚が出来上がった。
                ノムラテツヤ拝
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