銀河のせかい2017-04-10 Mon 17:04
![]() ずっと夢見ていた風景があった。 無風の夜、天の川が弓状に夜空にかかり、塩湖の水面に星々が映り込む。 そこに自分が立って、地球創生のような太陽が現れる。 一年の内に数日しかこの完璧な状態は訪れない。 暦を計算し、星の動きを読み、選んだ日。 その時間は深夜の2時に訪れた。 特別なレンズを使い、少しばかりテクニックを使ってシャッターを押し、指定の場所へ自分も入る。 ノイズリダクションをかけ、液晶に浮かび上がった写真に、僕は震えた。 僕たちは銀河の中で生かされている。 宇宙創生と共に地球が産み落とされ、様々な生命体が産まれた。星々は今この瞬間を輝かせ、銀河もまた日々拍動している。 「銀河の中で生かされている」 それを肌で感じた人は、この惑星をさらに愛し、敬意を払うようになる。 それはきっと、「天の川」という銀河の揺りかごに抱かれたから。 天の川のトンネルの先には、まばゆい光が。 僕は今、ウユニ塩湖の中心に立っている。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
ウユニのたび2017-04-10 Mon 11:03
![]() 最初に出かけたのは、もう20年ほど前。 ボリビアの首都ラパスからおんぼろバスで丸一日。洗濯機に放り込まれたかのように上下左右に揺すられ、ウユニの村に着いた時には砂塵で髪が金髪になっていた。 今から7年前、この路線に革命が起きた。 アマゾナス航空が新規参入し、軍の施設の空港を借りることで、ラパスからウユニまでをたった45分で結ぶようになったのだ。と同時に、ユニクロのCMにウユニ塩湖が採用されることをきっかけに、人々も押し寄せ、今では南米屈指の観光地になった。 12月~3月が雨季。それ以外は乾季。 ![]() 乾季は雲一つ出ず、一面の銀世界。雨季は水面にすべてが反射する鏡面世界が現れる。 最終着陸態勢になると、向かって右側にウユニ塩湖が見えてきた。 僕は死ぬまでに、必ず世界193ケ国に足を踏み入れる予定だけれど、どうしても愛する場所には何度も通い続けてしまう。 パタゴニア23回、ペルー22回、イースター島18回、ウユニはこれで通算9回目だ。 雨季らしく、塩湖の西側がすべて水に浸っている。 ![]() さて、今年のウユニ旅は、どんな絶景を見せてくれるのかしら? ![]() 飛行機は3800mの小さなウユニ空港へと吸い込まれていった。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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