α92017-05-26 Fri 16:44
![]() 「爆速・ゲームチェンジャー・一眼レフを超えた」 発売前から、評判の高かったソニーの新機種「α9」が今日発売された。 プロサポートの敏腕メンバーのご厚意で、銀座ストアで受け取った。 さぁ、明日から使い倒そうっと。 その前に、この前のレクチャー時に撮影した画像をようやく出せる。 レンズは100~400㎜だが、最短距離は1mを切る。そう、まるでマクロのように使えるのだ。 ![]() 伊右衛門茶を最短距離で開放で撮るだけで、もはや絵になる。 ![]() GMレンズ特有の「ピントが当たるところは恐ろしくシャープに、外れているところはとろけるようにボケていく」の画質だった。 そして驚愕したのは、チラシを撮影したときのこと。 一番左の走者にだけピントを当てると、右へ向かうにしたがって見たことのないような美しいボケがグラデーションで広がった。 カメラの世界も、革新を続けている。 あと10年後、一眼レフを一眼ミラーレスが何処で抜いたか?と議論になった時、僕は確信している。2017年5月26日の今日だと。 一眼レフで出来なかったことを、別の角度から最新の技術で補った名機、それがα9。 2020年の東京オリンピックは、このカメラが主役に躍り出るだろう。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
禁断の夜2017-05-25 Thu 17:15
![]() あの衝撃から半年。 食べログ10年間No1、奇跡の店「柳家」へ再訪した。 日本屈指のジビエ料理屋で安藤さん、加藤さん、ひろちゃんと再会。 さぁ、旬を頂くぞ~。 ![]() 最初の付き出しは、ヘボ。それもショウガ風味の絶品。 ビールで乾杯してから、女将が手際よくアマゴを出してくれる。 ![]() まるで宇宙のような体に浮かぶオレンジの斑点に見とれながら箸をすすめると、ほろりと身がほどけ、噛むと肉汁が溢れた。 「今日は天然の良い若鮎が入っていますので」 出てきたのはピッカピカの鮎。 ![]() 僕の持論では鮎は若鮎が一番うまい。 それも刺身で食べるのが。でも寄生虫がいることもあり、店では必ず火を通して出さなければならない決まりがある。 ![]() じっくり焼かれている間に、山菜。 左からこごみ、タラ、ぜんまい、そして最後はまさか・・・の行者にんにくだった。 「左から右にいくにつれて味が濃くなっていきますので、どうぞ左から頂いて下さい」 なるほど、出し方のひとつひとつにも、心が行き届いている。 抹茶塩に付けて食べると、天ぷらの揚げ方に僕は倒れた。なんて優しく力強い揚げ方なんだろう。話を聞くと、2人前ずつしか揚げられないそう。どうりでこんなに繊細なわけだ。 ![]() 鮎が焼きあがると、それらをタデ酢で。この前もそうだったけれど、この組み合わせが最強と女将さんが胸を張った。 ![]() 若鮎の天ぷらには、七味塩で。 ![]() ひとつひとつの食べ物に、別々の味で。フランス料理ひとつひとつにワインの種類が変わっていくように。 そしてここには書けないが禁断の味の〇〇〇が。これを食べに東京や海外から来るというのがよく分かる麻薬のような味だった。 食の世界はひろいなぁ、知らないことが多すぎる。 山菜のあてで少し箸休めをしてから、今度は怒涛のように鴨攻撃。 ![]() ![]() ![]() コガモの焼きと鍋が一気に出され、お腹に手を当てた頃に、本日のメインの天然ウナギが。 見よ、この宝石のような輝きを、この厚みを。 ![]() 僕は食べ物の中で一番好きなものがウナギだが、今まで食べた中で最もうまかったのが、友人が作ってくれた天然ウナギ&ナマズの丼だった。天然は硬くて美味しくないという人がいるが、それは分厚い天然を食べたことがない人。巨大ウナギは、もう犯罪の味ですらある。 ![]() 一口頂くと、僕の頭は???になった。味は申し分ない。ひと噛みすれば、「小籠包か?」と突っ込みたくなるほどの肉汁が口内に飛び散り、脳にズバッと快感が抜けていく。でも最期に爽快な味が。 「川の藻の味がする。まるで天然の鮎みたいな・・・」 という僕に、女将さんが 「この天然ウナギは、主に鮎を食べているので」 ![]() 食は深い。そしてジビエは、底知れない。 僕たちは、食べ物について何も知らないことを知る夜となった。 宿へ帰り、男たち三人衆はすっぽんぽんで温泉を楽しんだ。 「安心して下さい。はいてませんよ!」 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
壮大な写真512017-05-25 Thu 16:08
ナショナルジオグラフィックのフォトコンテストですが、応募期間の折り返し地点で、毎週選出される写真の中から更に「世界の壮大な写真51」が絞り込まれました。
http://www.nationalgeographic.com/photography/proof/2017/05/best-travel-photographer-contest/ その中に「溶岩滝」の写真も、無事入選。 なんとしても世界一を取って、ナショジオのグラビア企画を売り込みたい。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
世界遺産2017-05-23 Tue 10:39
![]() 重なるときは、重なるもの。 今度はTBS番組「世界遺産」から「イースター島を行く~モアイと未踏の聖地」のエンドロール掲載依頼。 http://www.tbs.co.jp/heritage/ ディレクターの小澤さんとは以前羽田空港で逢い、島の情報を伝えた仲。現地では信用するKくんがアテンドをしてくれたという。 きっと、誰も見たことのない切り口でイースター島を大胆に表現してくれるんだろうな、と期待している。 放映は、来週の日曜日、6月4日18時から。 お時間のある方は、ぜひご覧くださいね。 PS,今、新幹線で名古屋へ向かっています。写真は今日の富士山。だいぶ雪が溶けましたね。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
美のかたち2017-05-23 Tue 10:24
![]() 今朝、室内のモンステラを見て、ハッとした。 青々とした葉っぱ、枯れていく葉っぱ、その葉脈は、まさにいのちの、宇宙の、かたち。それは「美」と置き換えても良い。 ![]() 銀座シックスの蔦屋書店で、大好きな人と対面した。 杉本博司。東京生まれ、ニューヨーク在住の写真家であり、哲学者のような方。その杉本さんの力作「方電場」の巨大写真が中央にズドンと飾られていた。 ピリピリと張り詰めた空気感、磁場から響いてくるキーンという高音。僕はあっという間に、この闇と光の世界に吸い込まれた。 撮影者という存在がまったく消え、厳然と在るものだけが在る世界。まさに僕の理想の写真だった。 ![]() 近づくと、その電気の流れた跡は様々なものに見えてくる。 先祖からの命の繋がり「生命の樹」のようにも見えるし、人脈、人生、夢、想像力、こころ、情報などにも見える。どれもこれも、1本の幹があって、そこから枝が伸びていく。 体内に流れる無数の血管や細胞、ぼくたちの命も電気とフラクタル構造で繋がり合い、雷も電気も葉脈もみな同じ形なのだと知る。 広大な宇宙を俯瞰すれば、きっと同じ形に見えるはず。世界はこの積み重ねで、完璧に調和しているのだ。 自然、人間、動物、植物、こんな風に分けるのは人間だけ。 すべては同じ土俵で溶け合い、美という1つの命を生きている。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |