若者のアイドル2017-05-15 Mon 17:40
![]() 「うちでこんなに人が集まったことありませんよ」とソニーの社員が嬉しいことを言ってくれるが、遂には「何事が起こったのか?」とヨドバシ本部から調査員がやって来るほど、セミナーは盛況となった。 有難い、有難い。今、僕が出来ることを精一杯させて頂きました。 写真家志望の若者も終わってから質問してきて、なんだか昔の自分を見ているようで甘酸っぱい気持ちになった。 セミナーが終わってからの帰り道には、あまりに懐かしい店との再会にビックリ。 野村家には、昔から愛して止まないパスタがあった。 岐阜市内の高島屋の最上階に入っていたイタリアンレストラン「壁の穴」。 そこで出される「若者のアイドル」というパスタを家族みんなで狂ったように食べていた。 味は和風で、色々なものが乗せられた豪勢な逸品。でも僕が12歳の時に、岐阜から撤退してしまい、それ以降食べていなかった。 その元祖「壁の穴」が新宿西口にあり、僕は引き寄せられるように入店した。 勿論頼むのは、若者のアイドル!。 メニューを上から見ていくと、和風パスタの横に小さく「若者のアイドル」と記されていた。迷わずそれを選択し、待つこと5分。 久々の対面は・・・・・、なんだか微妙だった。 「あれっ?こんなだったかな?」 僕の記憶が正しければ、ソーセージはもっと太いフランクフルトだしベーコンは角切りではなく平ぺったかった。一口食べると、だいぶシイタケの味が強い。 昔の美味しい思い出は、そのままにしておいた方が良い場合もあるのですね。 不味くはないのです。でも思っていた味と全然違っていて、なんだかキツネにつままれたような気分のまま、お会計をした。 「おとう、壁の穴ってさぁ~」 父に電話をしてみると、やっぱりベーコンは平らだし、そんなにシイタケの味はしなかったとのこと。 「てつや、時間だよ、時間。30年もたてば、きっと味そのものを変えるんだよ」 若者のアイドル。そうか、今の若者の好きな味にしているということか。 う~ん、でも、反対に昔の若者のアイドルが無性に食べたくなってしまった。 誰か作ってぇ~ ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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