禁断の夜2017-05-25 Thu 17:15
![]() あの衝撃から半年。 食べログ10年間No1、奇跡の店「柳家」へ再訪した。 日本屈指のジビエ料理屋で安藤さん、加藤さん、ひろちゃんと再会。 さぁ、旬を頂くぞ~。 ![]() 最初の付き出しは、ヘボ。それもショウガ風味の絶品。 ビールで乾杯してから、女将が手際よくアマゴを出してくれる。 ![]() まるで宇宙のような体に浮かぶオレンジの斑点に見とれながら箸をすすめると、ほろりと身がほどけ、噛むと肉汁が溢れた。 「今日は天然の良い若鮎が入っていますので」 出てきたのはピッカピカの鮎。 ![]() 僕の持論では鮎は若鮎が一番うまい。 それも刺身で食べるのが。でも寄生虫がいることもあり、店では必ず火を通して出さなければならない決まりがある。 ![]() じっくり焼かれている間に、山菜。 左からこごみ、タラ、ぜんまい、そして最後はまさか・・・の行者にんにくだった。 「左から右にいくにつれて味が濃くなっていきますので、どうぞ左から頂いて下さい」 なるほど、出し方のひとつひとつにも、心が行き届いている。 抹茶塩に付けて食べると、天ぷらの揚げ方に僕は倒れた。なんて優しく力強い揚げ方なんだろう。話を聞くと、2人前ずつしか揚げられないそう。どうりでこんなに繊細なわけだ。 ![]() 鮎が焼きあがると、それらをタデ酢で。この前もそうだったけれど、この組み合わせが最強と女将さんが胸を張った。 ![]() 若鮎の天ぷらには、七味塩で。 ![]() ひとつひとつの食べ物に、別々の味で。フランス料理ひとつひとつにワインの種類が変わっていくように。 そしてここには書けないが禁断の味の〇〇〇が。これを食べに東京や海外から来るというのがよく分かる麻薬のような味だった。 食の世界はひろいなぁ、知らないことが多すぎる。 山菜のあてで少し箸休めをしてから、今度は怒涛のように鴨攻撃。 ![]() ![]() ![]() コガモの焼きと鍋が一気に出され、お腹に手を当てた頃に、本日のメインの天然ウナギが。 見よ、この宝石のような輝きを、この厚みを。 ![]() 僕は食べ物の中で一番好きなものがウナギだが、今まで食べた中で最もうまかったのが、友人が作ってくれた天然ウナギ&ナマズの丼だった。天然は硬くて美味しくないという人がいるが、それは分厚い天然を食べたことがない人。巨大ウナギは、もう犯罪の味ですらある。 ![]() 一口頂くと、僕の頭は???になった。味は申し分ない。ひと噛みすれば、「小籠包か?」と突っ込みたくなるほどの肉汁が口内に飛び散り、脳にズバッと快感が抜けていく。でも最期に爽快な味が。 「川の藻の味がする。まるで天然の鮎みたいな・・・」 という僕に、女将さんが 「この天然ウナギは、主に鮎を食べているので」 ![]() 食は深い。そしてジビエは、底知れない。 僕たちは、食べ物について何も知らないことを知る夜となった。 宿へ帰り、男たち三人衆はすっぽんぽんで温泉を楽しんだ。 「安心して下さい。はいてませんよ!」 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
壮大な写真512017-05-25 Thu 16:08
ナショナルジオグラフィックのフォトコンテストですが、応募期間の折り返し地点で、毎週選出される写真の中から更に「世界の壮大な写真51」が絞り込まれました。
http://www.nationalgeographic.com/photography/proof/2017/05/best-travel-photographer-contest/ その中に「溶岩滝」の写真も、無事入選。 なんとしても世界一を取って、ナショジオのグラビア企画を売り込みたい。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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