出版決定2017-06-09 Fri 19:02
![]() 正式に役員会で了承され、晴れて出版が決まった。 テーマは「ウユニ塩湖」。 今まで誰も書いていない、撮っていない写真を組み合わせ、あっと驚く一冊にしたいと思っている。 もう一冊は、子供用に書く「ポリネシア」について。 どちらも数年間、自身のテーマとして活動してきたので、丁寧に作り上げたいと思う。 適当に作っても、本気で作っても、本作りは大変。だからこそ全力で心を尽くしたい。それらが10年後、100年後、読 み繋がれていく未来を想うと、こんな素敵な仕事は無いのかも?と背筋がピンと伸びる。 一文字、一文字、大切に重ねて、読者に喜んでもらえるものを編みたい。 写真は夜の利尻島。月が輝き、星々が湖面に映り込んだ。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
山頂へ2017-06-09 Fri 18:12
![]() 軽アイゼンを履いてから、だいぶ楽になってきた。 心が山へ向き始めるが、辺りは霧が漂い冷え込む。 頂きまであとちょっとで完全なホワイトアウトになった。 天気図を見ても、雲は殆どない。 利尻岳のみに霧がかかっているのだろうか? ![]() お昼に頂きに立つが、眺望はまったく効かなかった。 おにぎりを食べながら、山々からの声に耳を澄ませる。 「今回は何を見せてくれようとしているのか?」 僕の疑問に、山は何も答えてくれなかった。 ただ、「待て」という声だけが聴こえた。 他の登頂者たちは、あまりの寒さに、皆下山を始める。 1時間、ここで待つことを決め、霧の行方を見つめた。 10分後、霧が動き出し、30分後には晴れ間が。 ![]() 写真と動画を交互に撮影し、圧倒的な大自然が純白のベールの向こうに見えてきた。 全身を五感をフル稼働させて、僕は利尻岳と重なる。 一枚、また一枚と撮影する内に、溶けていく。 太陽が霧に反射し、小さなブロッケン現象が。 神がかり的な一瞬に、僕は息を止めて、見つめた。 ![]() 「大自然はどんな映画よりもドラマティック」 それを、僕は利尻岳から教えてもらうことになる。 帰り道は昼までの天気が嘘のような快晴に。 ![]() エゾエンゴサクやエゾハクサンイチゲなどが輝き、新緑と雪のコントラスト、そして遠くに礼文岳が浮かんだ。 ![]() ![]() 世界で最も美しい6月、それは利尻・礼文にある。 ![]() 登山口まで下山し、軽アイゼンを脱ぐと、見事に靴底がめくれた。 ![]() 日本百名山1番目、利尻岳。 やっぱり、あなたは日本屈指の美しさでした。 ノムラテツヤ ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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