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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

あじさい坂

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鎌倉の撮影では、花の全方向からの見方、光の捉え方をレクチャー。
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参加者の皆さんは、見事な吸収力でそれらを実践していった。
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曇っていた空も、一気に青空へ。
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太陽光が降り注ぎ、一緒に写真に封じ込めた。
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撮影会が終わってから、希望者と共に紫陽花寺の明月院へ。
日曜日だったけれど、並ばずに入れて、閉園間際には有名な紫陽花の坂に誰も人がいなくなった。
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紫陽花と天へ昇っていく一本道。
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そこには間違いなく、静謐な旬という時間がたゆたっていた。
              ノムラテツヤ拝
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写真のちから

しげるさん

今日は朝から原稿を3本書き上げ、土曜日のトークショーの準備も終えた。
溜まっていた雑務を片っ端からかたずけ、8月からアテンドするペルー旅の予定表や参加者リストも作って送った。
なんでだろ。いつもよりも仕事が早い。
外から入ってくるそよ風に、肩をトントンと叩かれる。振り向いて空を見上げると、ダメ。
やっぱり涙が溢れて止まらなくなる。
しげるさんに「コラッ、シッカリしろ」と怒鳴られたいな。
昨日は三兄弟とも話し、しげるさん最後の秘話を聞き、ここまで涙って出るんだと泣きじゃくった。
「とうさんの子供で良かった。本当にさ」
次男としくんの言葉に、胸が締め付けられ、涙は滝に。
「迷惑ばかりかけてごめんな」
繁さんが亡くなって3分後、としくんが耳元でそう呟くと、心電図に一つ二つと山が出来、また平らになった。
病室には、最近撮られた写真がプリントされ、それらが積み重ねられていた。一枚、一枚見ていくと、写真の力を感じた。
一番素敵な写真家はプロじゃない。一番身近にいる人だと思う。
その人がシャッターを押すとき、慈しみと愛情に抱かれた空間が作られ、穏やかで力強い写真が生まれる。
限りなく優しく、だからこそ、限りなく強い。
しげるさんが旅館で倒れる1時間前に撮られた、長男のりさんの写真は、そんな愛情深い時間が封じ込められていた。
           ノムラテツヤ拝
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