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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

ラタム航空

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昨日はラタム航空主催の南米スペシャルセミナーだった。
日本中の南米に強い旅行社や添乗員、マスコミなどが70人以上終結した。
パラグアイを池谷さん、ペルーを友人の野呂さん、そしてチリを自分の順で話させてもらう。
パタゴニア、イースター島、アタカマ砂漠とチリは今まで自分が訪れた120ケ国の中で一番美しいところだと伝えた。
その後、ラタムの副社長の山田さんが新たな航路の話をしてくれた。知らないコースだらけで、そのうちのリマ~ハエ路線などは週10便、ペルー最後の秘境チャチャポーヤス観光の夜明けになりそうだ。
知らないことばかり、そしてこうして最新の情報が集まる場所に呼ばれる幸せを噛みしめながら、横の部屋で立食パーティが始まった。
今までご縁があった旅行社の人たちと話し、また新たな人たちとご縁を結ばせてもらう。
そして今日はラタムの社長「ハビエル」、略してハビちゃんが来ていた。
名刺交換をしてから、自分がチリに住んでいたことを伝えると、そこは俺の生まれたところだと盛り上がった。なんと自分が住んでいた30キロ先でハビちゃんは生まれたのだ。ローカルな話をして意気投合。
完全に南米を掌握したラタム航空。その社長がこんなに素敵な方で嬉しくなった。
今は成田エクスプレスの車中。
成田空港で皆さんと出会い、成田~ロスはユナイテッド航空、ロス~リマはラタム航空で飛ぶ。美味しいシャンパンが差し入れされていたらどうしよう?
今回のペルーツアーは、各界のトップを走る一流人が多く参加する旅。
さぁ、ドキドキ・ワクワクの旅が始まります。
              ノムラテツヤ拝
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逆転満塁ホームラン

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目覚めてすぐに、ユナイテッドのホームページを確認した。
赤いマークでアラートの文字。クリックすると「ヒューストン空港がハリケーンのため閉鎖した」と。
頭の中が白くなりながら、英語を読んでいくと、日本時間の9月1日までヒューストンに発着する全便の欠航が決まったという。
おそるおそる自分のEチケットを読み込むと、やっぱり。赤文字で天候不良のためキャンセルと書かれていた。
やばい。
ペルーの旅行社の友達とリマに住む阪根ひろちゃんに電話する。ひとつひとつ現状を話しながら、今、自分がやれることを確認した。
午前9時。ユナイテッド航空のオフィスが開いたと同時に電話した。
「明日、ヒューストン経由でリマに行くのですが、キャンセルになってしまって」
「ハリケーンが酷いことになっているみたいですね、人数は1名ですか?」
「いえ、自分を含めて18名です」
「えぇっ?」と、しばらくUAの方は黙り込んだ。
まず明日以降の成田~ヒューストン~リマ便が本当にないかを確認する。
「この路線で飛ぶ場合は、どれだけ早くても9月4日にしかリマには到着できません」
「では、ニューヨーク経由で行くリマはどんな感じですか?」
昨夜からずっと調べていた航路。現地で一泊しなくてはいけないけれど、そんなことは言っていられない。
「ニューヨーク便は9月5日まで満席で、6日は3名入れます」
そう、僕たちの弱みは18名という大人数だった。
「では、日本からサンフランシスコやロスを経由してニューヨークに行くことは出来ますか?」
「ロスは満席で、サンフランシスコからは可能ですが、肝心のニューヨーク~リマ路線が数日先まで満席でした」
頭の中で、リマを中心に世界を動かす。
確か、スターアライアンスのチーム内で、パナマやボゴダ(コロンビア)からリマののフライトもあったと思うのですが。
パコパコとキーボードの打つ音がして、「コパエアラインですね。でもユナイテッド便じゃないと振り返るのは禁止されていて。でもお客様は1Kでいらっしゃいますものね。上司にかけあってきます」
3分くらい待たされただろうか?
1Kメンバーとは、ユナイテッド航空を使い年間10万マイル(16万キロ 世界四周)飛んだ人だけが付与されるプレミアメンバーのこと。つまり上得意さまというわけだ。
「いつもユナイテッド航空を使って頂き、今回もこれだけ多くの人を紹介して下さり有難うございます。今、上司からスターアライアンスチーム内であれば振り替えOKだと確認が取れました」
パナマかボゴタ。
ここへ飛ぶためには、北米からはニューヨークかヒューストンしかないことを知り元の木阿弥。起点となるニューヨークと、ヒューストンが使えないのだ。
こうなってくると、もうパズル。それも解けないパズル。実際この航路を使っても、リマに最短で着けるのは9月4日の6日後だ。
これは、やばいかもしれない。旅そのものが無くなってしまう。
みんな、どれだけこのペルー旅行を楽しみにしてくれていたのだろう。それをハリケーンのせいで取りやめるなんて、どうしても出来ない。僕の持ち味はひとつ、決して諦めないこと。
1Kメンバーということで、上司に電話を変わってもらう。自分がなぜペルーに行かねばならないか、いかにUAを使って今まで助けてもらったか、今回は愛する友人たちが心から楽しみにしていたことを伝えた。
上司にとっては、どうでもいい話。でも、その想いのたけを真っすぐにぶつけた。
「分かりました。野村様の方で言われる路線で、もし18名も空いているものがあれば、そこはこちらで持ちます。ただし、ユナイテッド航空を使ってまずアメリカに来るというのが条件です。北米~南米路線は、こちらで値段が高くても、全額持ちます」
まず浮かんだのが、エアーカナダのトロント経由。でもこれも羽田~サンフランシスコをユナイテッド、そこからをエアーカナダにしてトロント~リマと繋ぐと9月1日の便が何とか取れそうに。でも実際予約を入れてみないと残席は分からないという。
これだと2日遅れだ。探せ、探せ。まだきっとある。
こんなトラブルが起きているのは、自分が全力で努力していないから。
まだまだ、必ず打開策がある。
「ごめんねさいね、私たちはユナイテッドグループであれば詳しいのですが、他の路線はまったく知らなくて」と電話口のUAの方。
「あっ、もしかして、ロスまで飛んで、ロスからLATAMでは如何でしょうか?」
「ラタム?」
「昔のラン航空です。少し前にタム航空と合併してラタムになりました」
「他社なので残席が詳しく見えないですが、7名以上の空きがありそうです」
「18名入れますか?」
「一人一人入れていかないと分かりません。ラタムの細かな残席はラタム航空しか分からないので」
参加者全員の名前を伝えると、「予約が取れたら、連絡します」と電話が切れた。
すぐさま、知り合いのLATAM日本地区副支社長Yさんに連絡をし、端末で細かな残席を見てもらう。
「良かったですね、少なくても今、手元のPCで20席の空きが見えていますから大丈夫ですよ」
どっと全身の力が抜けた。UAから連絡は無いけれど大丈夫。必ず取れるはずだ。
18歳から始めた海外の旅。その飛行路線を総動員する交渉となった。
スターアライアンス、スカイチーム、ワンワールド、その他の航空会社を学んでおいて良かった。
そしてUAの最上級メンバーの1Kだったからこそ、他社への振り替えにかかる18名分の料金をユナイテッドが支払ってくれることになった。
20分後、電話がなった。
「野村様、お手柄ですね。全員予約が出来ました!」
よっし、すべて揃った。
頭をフル回転させたことで、ようやく旅のアテンドモードのスイッチが入った。
なんとか明日、出発出来そうです。
今は東京マリオットホテル。これからラタム航空主催の南米スペシャルセミナーの講師をしてきます。
副社長にお礼を言わないと。
            ノムラテツヤ拝
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ハリケーン

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数日前からずっと胸が痛かった。
テレビは殆ど見ないけれど、世界中のニュースは出来るだけ見るようにしている。
その中でアメリカ南部に巨大ハリケーン「ハービー」が生まれたことを知った。
徐々に北米大陸に近づき26日に上陸。熱帯高気圧になるものの、気圧の関係で速度が一気に遅くなった。現在は時速3キロと、ほとんど停滞だ。
まず、被害にあわれた方には、心よりお見舞い申し上げます。
「どうしようかな?」
ペルー行きのフライトは、成田~ヒューストン~リマと、そのハリケーンの中へ突入していく。それにより、今日と明日のヒューストン空港離発着の全便欠航が決まった。
「隠すのではなく公開して、みんなで乗り越えよう」
午前中にペルー参加者へメールを送った。
何かを起こす時、僕は一つ決めていることがある。
心配をしない。そして行けた時の幸せな方向にフォーカスする。そして信じるのは、心から祈る力の総数。
参加者の方々から「祈るよ」、「絶対に行けるよ」とすぐに返信が。
被害にあわれた方がいいふうになるように祈ります。
アメリカの幸せを祈ります。
そして参加者の方々の笑顔を祈ります。
有難いなと思う。
旅が始まる前から、一つのことを一緒に祈れるのだから。
間違いなく、素晴らしい旅になる。
ハリケーンもまた愛の渦。きっと、いいふうになりますね。
            ノムラテツヤ拝
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日本 | コメント:0 | トラックバック:0 |

モーレア島

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モーレア島で、美人さんを撮影してから、波の高い海を越えてタヒチ島へ戻る。
途中、夕日が海を黄金色に輝かせ、アウトリガーカヌーが。
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今から数百年前、人々はこんなカヌーにに乗って、自由自在に島と島を旅していた。
やがて彼らは、ニュージーランドやイースター島まで足を伸ばすことに。
人間ってすごいな。
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コツコツと努力を積み重ねる、精進する力の強さを感じた。
モーレア島、僕の大好きな島です。
              ノムラテツヤ拝
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タヒチ | コメント:0 | トラックバック:0 |

最強パタゴニアツアー

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明後日から楽しみなペルーツアーのアテンドが始まる。
まずはその前に、告知をしていこうかな。
来年初めは1月にオーロラ、2月にパタゴニア、3月にウユニ塩湖のツアーを企画している。
オーロラは定員20名満員でキャンセル待ち、3月のウユニ塩湖も定員24名満員でキャンセル待ちとなっているが、2月のパタゴニアは若干空きがある。
「パタゴニアで行く(中公新書)」でも書かせてもらった通り、僕にとって世界でいちばん美しい場所は、パタゴニアにあると思っている。
ただ美しいだけを考えれば、きっと南極、北極、ヒマラヤ辺りになるのだえろうけれど、住める場所でと考えると、僕にとってはパタゴニアに行きつく。
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2年ほどパタゴニアに住み、今までの渡航回数は50回をゆうに超えている。
今、数えてみたら、パタゴニアのツアーはこれで8回目。毎回修正に修正を重ねた最強パタゴニアツアー。名峰フィッツロイの麓を歩き、蒼に抱かれる氷河トレッキング、天国に一番近いホテルで宿泊しパイネ山群に見とれる日々。もちろんブエノスアイレスではタンゴ三昧だ。
圧倒的なパタゴニアを体感したい方は、ぜひ一緒に楽しみましょう!
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期日は2018年2月10日(土)~20日(火)。スケジュールの詳細や料金などの興味がある方は、fieldvill@gmail.comまで連絡下さいね。
ご縁があることを楽しみにしています。
              ノムラテツヤ拝
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