撮影の進化2017-08-09 Wed 17:25
![]() 僕らはとんでもない時代の中にいる。 カメラは技術革新を繰り返し、日進月歩という言葉で追いつかないほどスピードを上げている。まさに秒進分歩だ。 でも、なぜか昔ながら撮影方法が今も主流。 なぜ、カメラ側が高みを目指して変わってくれているのに、どうして自分たちも新たな高みを目指さないのか? 僕なりの答えを、この記事に込めてみた。 http://www.sony.jp/ichigan/a-universe/news/142/ ![]() 一例をあげるのであれば、オーロラの撮影方法。 どっしりとした三脚にすえて、レンズを無限遠に固定。絞りは開放でシャッタースピードは10秒で・・・ 現在は強いオーロラであれば、手持ちでも取れる。感度をどれだけでも上げられる時代、絞り開放の意味は?そしてレンズの無限遠は、ピントリングを回し切ったところが本当に無限遠ですか? ![]() 僕は常にカメラと共に新たな取り方、写真の在り方を模索していきたい。 そして、それがプロカメラマンたちの使命だと思う。自分の撮り方を包み隠さず、オープンソース化していく。その先に、まだ誰も見たことのない写真の世界が広がっていくのだと思う。 僕はそれをこの目で、五感で感じたい。 ぜひ、記事に目を通してみて下さい。 http://www.sony.jp/ichigan/a-universe/news/142/ カメラだけでなく、すべての仕事がこれからガラリと変化していきます。停滞はマイナスでないが、決してプラスでもない。みんなでドキドキ・ワクワクしながら良いふうに変わっていける人こそが、世界から重宝される人材になると信じています。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
熊と鯨2017-08-09 Wed 08:02
![]() まさか、こんなことが。 2頭の熊を静かに追っていくと、1頭が海の中を歩き始めた。 泳ぐでもない、真っすぐ進んでいく。 ひとつの大きな石の前でかしずき、顔をうずめた。 望遠レンズで覗くと、それはなんと数日前に打ち上げられたミンククジラ。あまりに美味しいのか、熊は背中を小刻みに震わせていた。 海面は凪ぎ、熊とクジラが鏡のように映り込む。 ![]() まるでセットのような出来過ぎたシーンに、僕は頭を下げた。 ギフト。 どれだけ見たいと思っても、現実にはなかなか立ち会えない風景がある。 ![]() まさに大自然からの贈り物だ。もしそのプレゼントを貰えたならば、心のドキドキ・ワクワクを冷静に俯瞰して、目の前の熊の一挙一投足に、自分とカメラを合わせていきたい。 ![]() 立ち上がったり、カラスと小競り合いを起こしたり、キラキラの光の中を悠々と歩いていったり。 知床。意味は大地の果て。 まさに、動物の聖域が残されていた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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