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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

正座モアイ

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イースター島での最大のハイライトと言えば、やはりラノララクだろう。
島に約1000体あるモアイの殆どが、ここから切り出された「モアイ製造工場」だ。
遠くトンガリキを見ながら、ぐるっと左へ回っていくと、世界で一番行儀の良いモアイが見えてくる。
モアイ・トゥクトゥリ。
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正座、正確には跪座するモアイだ。
背後へまわると、その可愛いヒップラインと足裏がたまらない。
図1

みんなでワー、キャー言いながら、トゥクトゥリに話しかけた。
8月のイースター島は、アジサシの営巣時期。
見上げると、純白の体躯に赤い尾をなびかせたセグロアジサシが舞っていた。
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夕日が落ちること、タハイ儀式村へ。
モアイの頭にちょうど夕日をのせて、シャッターをきった。
振り返ると、皆の顔も満足感に満ち溢れ、オレンジ色に照らされていた。
               ノムラテツヤ拝
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ひかりのダンス

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イースター島には、ポリネシア屈指のダンスがある。

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夕方から観光を終えた200人の日本旅行チームが集まり、その踊りを見せてもらう。
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始まると、一人の女性に目がとまる。健康的な雰囲気に、キュートな笑顔、美人なのは勿論なこと、上を向くと見事なキャッチライトが瞳の表面に輝いた。
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僕は普段からあまり人物は撮らない。それは野生の自然がより輝いているから。
では、その輝きは一体何処から来るのだろう?
それはきっと、命の燃焼度だと思う。
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爆発的に突き進み、激しく生きている人。ふつふつと内面を燃やし、静かに生きる人。
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その両極に圧倒的な光が産み出される。
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神に捧げる踊りもそう。自己がやがて消え去り、大いなる者と繋がった瞬間、命は一点の曇りもない光となるのだろう。
男性も女性も、今、この一瞬に命を躍動させ、トランス状態に。
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光は渦を巻き、この絶海の孤島を静かに覆っていく。
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光の先にあるもの。それは、全員のドキドキ、ワクワク、そして笑顔だった。
             ノムラテツヤ拝
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