EDITORS FAVORITES2017-08-24 Thu 13:50
![]() ナショジオのフォトコンテストが終わって3週間が経った。 編集部の方や、海外の画商などからもメールが届き、改めて世界一の科学雑誌の影響力を実感した。 「自分の名前をワシントンのナショジオ本社編集部に覚えてもらう」 第一段のミッションは、無事に果たせたと思う。第二段目は、文句なしの作品で世界一になること。そしてとっておきの企画を売り込み、紙面のグラビアを取ること。 そのためには日々の積み重ねが必要だ。 特にナショジオのインターネットページ「YOUR SHOT」はその登竜門となる。 http://yourshot.nationalgeographic.com/profile/228058/ このページに毎日、夥しい数の写真が投稿され、毎日編集者が「EDITORS FAVORITES」というお気に入り写真を選ぶ。略してEF。 この中から毎日12枚ほどの写真が「DAIRY DOZEN」として選定されるが、僕が最も重要視するのが、このEFにコンスタントに選ばれること。それはまぐれ当たりではなく、着実に世界レベルの力をつけてきている証明になる。 編集者や選定者がどういう基準で選んでいるのかを他の作品から学び、それらを自身の写真で実践する。 写真コンテストが終わってから、知床の写真を何枚かアップしたがEFに選ばれない。悔しいなぁ~と、今回のイースター島の虹の写真を出すと、2枚とも一気にEFに選ばれた。 http://yourshot.nationalgeographic.com/profile/228058/#editors-favorites 今まで選ばれた数は18枚。投稿写真の総数が81枚だから、約4分の1の選定率だ。 もちろんその中に溶岩滝やウユニ塩湖の雷写真なども含まれる。 クオリティの高い作品をガンガン出すことで、EFを量産することで、コンテストに出す作品が固まってくるのだ。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
洞窟の美2017-08-24 Thu 08:53
![]() イースター島は3つの主火山と100以上の小さな火山で構成される。 爆発した火山は溶岩を噴出させ、やがて地下を通って海へ落下する。 その溶岩の通り道が冷えると、溶岩洞窟が出来上がる。 島には200以上の洞窟があり、住んでいた時にその半分に足を踏み入れた。途中で行き止まりになったり、岩に塞がれていたり。暗闇の中を突き進むのは怖い。でも、だからこそドキドキ・ワクワク度が高まるのも確か。 この愛すべき洞窟も、その途上で現れた。 ![]() 洞窟の上部が崩落し、そこに陽の光が。鳥が種子を運び、そこから発芽した。年月と共に芽は光を求めて背を伸ばし、やがて樹齢42年のアボガドに。 ![]() 日本の旅行社が主催するツアーとしては、初めてこの洞窟に皆さんを招待した。圧倒的な暗闇、水琴窟のような滴の反響音、そして光の世界へ伸びる大木。 圧倒的な風景を前にすると、人は静かになる。きっと本来僕たちが備えている、大自然への畏敬の念に満たされるのだろう。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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