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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

魚介の衝撃

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ペルーツアーが始まった。
最初の昼は、やっぱりレストランHから。
一般ツアーでは絶対に行かない魚介レストラン。
北部出身のオーナーが繰り広げる料理に皆がおののく。
ペルー料理の神髄「セビーチェ」も、白身魚&タコ、ウニ、そしてカニを出す。
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味の決め手はペルーレモン。日本のすだち、ゆず、レモンを足して3で割ったような味だ。
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それらをふんだんに使い、紫玉ねぎをきざんで、塩で味付け。シンプルなのに、重奏的な味に、みんなで酔いしれる。
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そして、チャーハンにカニ身の玉子とじをかけ、セビーチェの汁をかける。
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「なにこれっ!!!」
「うまいっ!!!」
白目をむいている人もいる。
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ふふふ、来た、来た。
これが世界有数の美味大国ペルーだ。
美味しいものを食べているときって、いいですね。
みんなとろけそうな顔をして、なんとも幸せそう。
                ノムラテツヤ拝
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ペルー | コメント:2 | トラックバック:0 |

素晴らしきかな、人生

ウィルスミスとキーラナイトレイが主役。
成田~ロサンゼルス線で、素晴らしい映画を見た。
邦題は「素晴らしきかな、人生」。
ニューヨークの会社社長が突然、6歳の子供を病で失う。
それにより、仕事には一切身が入らず、オフィスではドミノを並べ続け、それらがパタパタと倒れていく。
あるとき、ウィルスミスが愛、時間、死という概念に手紙を書いてポストに投函する。
ウィルスミスとの共同経営者が、彼に経営判断が出来ないというレッテルを張るために、探偵と俳優を雇い、探偵に手紙の回収、俳優の3名にそれぞれ愛、時間、死を演じてもらった。ウィルスミスが書いた否定的な文章に、それは違うと反論する演者。でも一般の人には、彼らが見えないという設定だ。
ウィルスミスは現れた3名に反論するが、それを尾行し、探偵にビデオを撮られることで経営責任が負えないと判断されて会社を追放された。
娘の死を受け入れられないウィルスミスは、小さな翼と呼ばれるコミュニティーへ参加する。そこは子供たちを失った親が、悲しみを伝え、受け入れる場。
ウィルスミスは、そのコミュニティの代表女性から質問される。
「娘さんの名前は?」
ウィルスミスはどうしても娘の名前を出せず、時が過ぎていく。
「アメリカでは子供を失った78%の親は離婚する」
コミュニティの代表は、自身の過去をゆっくりと話し始める。
「娘は6歳の時に病で倒れ、亡くなる少し前に病室の廊下にいた他人からこう言われた」
「誰か亡くなるの?」
「はい、娘が」
「見逃さないで、その後にやってくる幸福のおまけを」
この辺りで、映画の登場人物や言葉が重層的に絡み合ってくる。
「愛、時間、死」が、それぞれの人々に複雑に重なっていく。
ウィルスミスがクリスマスイブに、コミュニティの代表の家に出かけた。
家の中へ入り、ウィルスミスが一言「泣いていたね?」
代表の彼女は「昔、自分が撮ったビデオを見ていてね。旦那も一緒に踊っているの、あなたも見る?」
ウィルスミスは首を振った。
「わたしの娘は6歳で病によって亡くなった。名前はオリビア。あなたの娘の名前は?」
相変わらず、ウィルスミスは首を振り続ける。
ビデオの電源が付けられると、娘がお父さんの手に繋がれて、グルグルとまわっている。
「あなたの娘の名前は?」
ウィルスミスが、溢れる涙を見せながら
「俺の娘の名はオリビア。6歳で病によって亡くなった」
この2人は、離婚した夫婦だったのだ。
人生は「愛、時間、死」。
それを求め、それを避け、人生を流れていく。
映画で何度もリフレインするドミノ倒しが、流れていく時間。決して逆走はしない。
死の先に、また別の角度から幸福のおまけがやって来る、それが愛。
ラストは、離婚した2人が、また手を繋いで川べりを歩いていく。
2人の背後の橋上には、愛、時間、死を演じた俳優たちが。
怒涛のように、ラストで積み重なっていく物語。
何かを作るのであれば、地味でも良いから、こんな風にすべてがいくつも幾重にも繋がっていくものを作っていきたいな。
「繋がる」
それが時間でもあり、愛でもあり、死でもあるのだから。
僕たちは繋がるために、今、この瞬間を生かせてもらっている。
                ノムラテツヤ拝
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