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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

ナスカの中心都市

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ナスカの語源は、寂しい土地を意味するナナスカから。
そんな語源とは裏腹に、文化の隆盛が極まる頃、数多くのピラミッド群が建造された。
ナスカの町から砂漠地帯に車を向け、砂塵の舞うオフロードを走る事1時間。
盗掘された墳墓を横目に、遠くにひと際高いマウンドが見えてきたら、もうすぐだ。
「カワチ遺跡」。
十数年前から、イタリア隊の考古学発掘チームが遺跡を発掘、整備したことで、今はその全貌がよく分かる。
30基以上の台形のピラミッド群が、ゴツゴツと盛り上がり、最大のピラミッドは、内壁と外壁が綺麗に復元されていた。
ここを守るセニョールも、十数年前から時間を忘れたかのように変わらない。
今回はドローンを飛ばさせてもらい、鳥の目のように俯瞰した。
ナスカの地上絵は、このカワチ遺跡から見ることで、その意味が分かる。
午後になると、砂嵐が起き、やがていくつもの竜巻が巻き上がる。その下にある墳墓たちが、あの風に乗って、そこに舞う鳥たちに乗って、天上界へ上がってゆくのを、ナスカの人々はどれほど祈っていただろうか?
今は入れなくなってしまったカワチの一角では、氣が入り増幅して、別の山へ飛ばす仕組みが作られていた。
きっと、ここに神殿があったのだ。
そしてナスカの王様は、ここから民を統治しながら、自分の祖先、そして自身を天上界に引き上げる手段を考えていたに違いない。
ピラミッドの頂上に行くと、小高くなったところがあった。そこに腰かけると、不思議なことに、その時代にここで誰かが同じように腰かけ、ナスカ平原を眺めていた記憶が脳内に流れ込んできた。
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時間は連続しながら、その途上の果てに僕たちは今、生きている。
過去、現在、未来。
それらは平行して流れ、それぞれの時空で一つに絡み合っていく。
「てっちゃん、ここ姉妹都市になればいいなぁ~」
突然、僕の横でひろちゃんが呟いた。
「えっ?」
あっけにとられていると、
「ほら、大阪と姉妹都市に」
「まさか、河内とですか?」
「面白いと思わないか?」
きっと、こんな風にナスカの王様も、みんなを笑わせていたのだろう。
              ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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