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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

ふじのひかり

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夕日が落ちると共に、薄い霧が晴れて富士の姿が浮かんだ。
カメラにレンズを付けて、いつもの場所へ。
風が強いのかな?
雲がまるで生き物のように、北へ北へ流されていく。
陽が落ちてから一番星が出る頃が一番好き。
あわいの時間。
天頂はうっすら青みを増し、紫の時間が舞い降りる。
まるでオーロラのように、淡い世界を光で包み込んでいく。
            ノムラテツヤ拝
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宮野先生

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人間の可能性は無限だ。
ご縁という糸によって、時に目から鱗が落ちる出逢いがある。
盛岡での講演会でもそうだった。
今回は盛岡で35年間整体院を続けられてきた平野先生のパーティー。
その記念講演に僕とひろちゃんが呼ばれていた。控室から会場へ入ると、檀上の横で話す男性に吸い込まれそうになる。
足先から頭頂まで、グルグルと光りがトグロを巻いている感じ。
「ひろちゃん、あの方、何者ですかね?」
「ただのおじさんだろ」
「・・・・・・・」
さすが、王様から見ると、誰もが凡人に見えてしまうのだろうな。
たったの3分ほどしか話してくれなかったけれど、名前は宮野先生。平野先生の師匠だという。
講演が終わり立食パーティーになると、すぐに僕は宮野先生の下へ向かった。
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「先生の言われていた、各細胞の水の流れを良くするというのは、どのようなことでしょうか?」
「人体は何パーセントが水だか知ってるかな」
「成人で大体60パーセントです」
「そう、人体は大きな水の入った風船だと考えればいい。その風船の端を押すとどうなる?」
「逆側が膨れます」
「人体でも?」
「なりません、押した逆側は膨れませんから」
「そう、人体は押されると防御反応が起こり、その力を吸収しようとする」
宮野先生は、突然僕に自分の頭の大きさを測るように指示した。
頭の先端から後方までワシャワシャ触って、測る。
次に手を取られ、腕を伸ばされる。そして先生の手から見たこともないような七色の光の線が出たかと思うと、スローモーションのように僕の肘の下に手がそっと置かれた。
「頭を触ってごらん」
驚くことに、自分の頭が小さくなっていた。
「押すとどうなる?」
「少し柔らかいです」
「ソフトタッチしたことで、脳の圧が下がり、小さくなる。そして柔らかくなる。
私の頭を触ってごらん」
先生の頭は・・・・・、まるで女性のおっぱいを触っているかのようなふわんふわんの柔らかさ。
「これが本当の健康体というんだ」
まるで魔法をかけられているみたいだった。
今度は突然体の脇に肉を掴まれ、「ほらつまめるだろ?」とニヤリ。
そんなに強く引っ張れば誰だって・・・と言おうとする僕を制し、自分の体を触ってごらんと目くばせ。
触らせてもらうと、まったく掴めない。先生は僕より30歳上なので72歳。内臓がパツンパツンな感じで、張りがある。血色もよく、顔なんてピカピカだ。
「左腕を出して」
そして、さっきと同じように七色の光でソフトタッチすると、僕の体も内臓が一瞬でパツンパツンになり、皮すら掴めなくなる。
「これが僕が45年やり続けてきたこと。病気の大本は何か?それは脳の呼吸と関係がある」
先生は、長年の施術の末「健康体」の定義を作った。
1、脳が必要十分に活性化している状態(脳脊髄液が十分に生産されること)。
そして、神経を通して末端を支配し、末端からの刺激を受けてそれをコントロールする状態。
2、身体の60%以上を占める水分がうっ滞することなく循環する状態。
この二つを兼ね備える状態が「健康」という。
先生の話を聞きながら、長年の違和感が取れていく。
肩こりや腰痛などを揉んだり、押したりするのは、昔から間違っていると思ってきた。大切なのはそこのエネルギーを取り戻すこと。だから手を当て、氣のバランスを取って元の氣=元氣に戻せばいい。氣は目に見えないが、それらを通じて体内の水分が動く。その究極のバランスを先生は体現していた。
「先祖代々O脚の人がいてね。その方が赤ちゃんを産んだら、やっぱりO脚。どうしても治して欲しいと言われて」
「治されたのですか?」
「いや、少しばかり遺伝子を変えて。治すのは本人の力だから」
たった4回の治療で、赤ちゃんのO脚は治り真っすぐに。それから25年後、彼女は身ごもりお産。出てきた赤ちゃんの足は真っすぐだった。
「野村君の写真を今日見せてもらったけれど、もし僕のところへ来たら、もっと大地に深く立てるようにしてあげるよ」と、先生は自分の名刺の裏にすらすらと金色のペンで書きこんだ。
「野村先生 4回分無料診察券」
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「先生は盛岡で治療されているんですよね?」
「いや、蒲田だよ」
わぁ、嬉しい。横浜からとっても近い。
「先生、何処までも、ついていきます、下駄の雪」
             ノムラテツヤ拝
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