花追いの旅2017-10-18 Wed 20:17
![]() チリに行った時だけ、僕は大人買いする。 日本は先進国の中では最も物価の安い国。他の国々、例えば南米13ケ国と比べても、日本よりも安いのはエクアドル、アルゼンチン、ベネズエラ(闇レートを使って)の三か国だけ。 この10年間で、ブラジルは日本の3倍、チリは倍へと跳ね上がった。 でも、チリには関税の問題なのか、たまに不可思議なことが起こる。 それはヨーロッパ製のTシャツ、特にスイス製が日本よりもかなり安く買えるのだ。 あまりに着心地が良いので、10年前からずっと愛用しているマムートのTシャツなんて、半値で手に入ってしまう。サンティアゴのいつもの店で、自分のサイズのTシャツ全種を出してもらう。着心地、大きさを確認して大人買い。 今回は5枚。日本では服を殆ど買わないので、2年分を一気に揃える感じだ。 ![]() 空港に戻り、コピアポ行きへ搭乗。一気に北上すると、眼下にサファイヤ色の湖が見えてきた。あれは一体どの辺りなのだろ?と地図で場所を突き止めた。 たった1時間半の航路だが、アンデスを東に見る眺望フライト。土地勘もあるので、花がどのあたりに咲くかが、手に取るようにわかる。 アンデス山脈から流れ出る雪解け水が砂漠に眠る種を目覚ませ、花園を作り上げる。 花もまた海へ向かって、一本、また一本と手を繋ぐようにして流れていくのだ。 ![]() もう間に合わないかな?と思っていた花の種も、まだまだある。着陸寸前、いつもの涸谷が緑で埋まっていた。 今年は期待できる。さぁ、NHKのTVクルーたちと「花追いの旅」に出かけよう! ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
天から降るひかり2017-10-18 Wed 18:19
![]() 標高6962m、南米大陸最高峰・アコンカグアに登ったのは、もう15年ほど前になる。 周りの山々がすべて眼下に見えた時、高揚というよりも静寂が体を支配した。 天からは七色の光が降り注ぎ、僕は手を広げ、それらを全身で受けた。 ![]() ヒューストンから9時間。機体は南米チリの首都へ向け、最終着陸態勢にはいった。 ひと際黒く聳え立つアコンカグア山。僕は確かにあのてっぺんにいた。 さぁ、首都へ着いたら、少しだけ乗り換え時間があるから、愛するサンティアゴの町へ繰り出そうっと。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
| ホーム |
|