南米のドン2017-10-28 Sat 07:10
![]() 南米で最も好きな国、それは今も昔も「チリ」だ。 その首都・サンティアゴに「南米のドン」と呼ぶに相応しい方が住んでいる。 未来を見通す力、適材適所、そして波乱万丈の人生から、南米有数の旅行社にまで成長させたカリスマ性。そして限りなくあたたかな懐。 マポチョ川の流れる高級住宅街の一角に、空港からタクシーで乗り付けた。 「いらっしゃい」 奥様の満江さんが柔らかな笑顔で出迎えてくれる。 「あれ、野村くん、ちょっと痩せたか?」 部屋からドンの三谷さんが顔を出された。 「アタカマ砂漠に美味しいものが無かったので」 「そうだろうなぁ~」と、皆で笑った。 「まぁまぁ、中へ入りなさい」 まずはバルコニーでビールとおつまみで乾杯。 ![]() ネコのトラちゃんと初対面し、ピューマのような顔つきに見惚れた。 ブルーチーズに生ハムがチョコンとさされる心遣い。 ![]() 三谷社長の相変わらずスケールの大きな話に聞き入っていると、そろそろランチにするかとダイニングへ通された。 「野村くん、食べるの好きだから、これ、何か知ってるわよね?」と満江さんが指す。 「アーティチョークですよね」 ![]() 「それをオリーブオイルでね」 「大好物なんです。日本では新鮮なのが食べられなくて」 よく見ると、納豆が。そう、僕は世界中、どこに住もうとも自家製納豆を作り続けているが、作り方を教えてくれた先生こそが満江さん。僕の大切な南米の母でもある。 「それに海藻を混ぜて、酢を付けるのが最近の主人の流行りなのよ」 まさに酢昆布のような味で、唸らされる。 ![]() 白身の魚も塩麹で味付けられ、まるで京料理。 ![]() 「ハリハリ漬けですか?」 「大根じゃなくてナスで、だけれどね」 ![]() そう、南米パタゴニアに2年間住んだ時、僕は南米の母たちから大切なことを教えてもらった。 「物が有る、無しじゃなく、あるものを工夫してご機嫌に生きること」 ワインも高級な白から始まり、バニラの樽香がする赤ワインへ。 チラシ寿司とチリのビーフステーキ。 ![]() 焼き方も僕の大好きなレアに限りなく近いミディアムレアだった。 ![]() 「今度来た時は、うちにゆっくりと泊まっていきなさい」 そう、今週末に極楽隊&柳家隊の「天下無双の宴」を開催するため、夜の便に飛び乗らないと。 ぐるんぐるんに酔いながらも、息子のゴウさんの車で空港へ送ってもらった。 さぁ、日本全国から集う仲間たちが喜んでくれるよう、ワクワクドキドキしてくれるよう、週末も全力で走り抜けます。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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