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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

雲の南

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雲南(うんなん)、現地での発音はゆんなん。
何て素敵な響きなんだろう。
世界中を見渡せば、雲南省に当たる場所がいくつか思い当る。
ペルー最後の秘境チャチャポーヤスの意味は「雲の上に住む人」を指し、ニュージーランド北部にも「雲の民」が高地に住んでいる。日本だと雲上人、またはかすみを食べる仙人が、それに当たるのか。
上海から飛び立ち2時間ほどで、眼下に龍の腹のような鱗雲が広がった。最終着陸態勢に入ると、さっきまでの平坦な大地から黒い山が一気に盛り上がり、雲上に龍の背のように突き抜けた。
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僕が中国で最も好きな場所、それが四川省と雲南省。たおやかでおおらかで、雲のような、しなやかな人々が暮らす場所。
田畑に寄りそうようにして建つマッチ箱のような家々を横目に、昆明空港へ着陸した。
12年前、僕はここへ親友2人とやって来た。
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あの時の思い出が、フラッシュバックのように急に蘇ってきた。将来の夢だけが溢れんばかりにあったあの頃、思い描いた未来の自分に僕は近づけているかな? 周りを少しでも幸せにしているかな?
夕日が空港を橙色に輝かせる。
将来の自分像は高ければ高い方が良い。今の自分が笑ってしまうくらいが僕にとってはちょうどいい。
あと10年後の自分を、この旅の中で思い描いてみたいと思う。
           ノムラテツヤ拝
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中国のネット事情

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上海に降り立ち、長蛇の列の入国審査。
ターンテーブルで荷物を受け取り、国内線ターミナルへ移動。
3時間の待ち時間があるので、エアーチャイナのラウンジで軽く昼食を食べた。饅頭、芋、辣ラーメン、それに青島ビールに長城ワイン。
ラウンジのパスワードを打ち込み、ネットに接続すると、やはりgoogle、Gmail、LINE、Facebookなどが接続出来ない。「黄金の盾」と呼ばれる中国ネット規制システムだ。
少し前まではVPNという抜け道を使って、中国国外のIPアドレスを経由させて見るという裏技も存在したが、それも政府の更なる政策によって不可能となった。
では、抜け道はないのか?
答えは「ある」。
他国のSIMを使って、ローミングをかけること。例えば日本でドコモを使っている人が中国を訪れ、ローミングで繋げると中国の規制が届かない。でも、値段がべらぼうに高くなってしまうのがネックだ。今回自分が選んだのは、香港から格安のSIMを取り寄せて、シムフリーiphoneで使うこと。カードを入れて再起動しても、最初は圏外になっていたが、5分ほどで開通のメッセージが届き、中国移動(チャイナモバイル)の電波を掴むようになった。ドキドキしながらLINEやFacebookを試したら、見事に繋がった。
上海から更に小さな機体で、雲南省の昆明へ。12年ぶりの再訪となる。
        ノムラテツヤ拝
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富士フライト

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朝の成田空港。
チェックインをしてANAラウンジへ向かうと、まだ誰もいなかった。さすがにビールは飲む気にならないが、いつものかき揚げうどんとカレー、それに白ワインで朝食だ。
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成田空港から、まずは上海へ向かう。
飛びあがった機体は関東平野でグルリと旋回し、遠くに紺碧の空の下、白く聳える富士が輝いた。機体は日本で一番高い山を目指し、進路をとる。
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もしかして・・・。真夏では何度かあるが、雲一つない日に富士と対面するなんて何年ぶりだろう? おでこを窓に押し付けて眼下を見ると、川崎、横浜、御殿場と風景は流れ、やがて富士の稜線が見えてきた。
近い。
爆発するような想いを押さえながら、少しずつ現れる富士の雄姿を待ち構えた。山頂の奥には南アルプスと北アルプスの雪化粧。
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更に機体は富士に寄り、宝永火口や登山道が手を伸ばせば届きそうなほど。火口も朝陽を浴びていた。
昨日まで見上げていた富士が、今は高度1万メートルから見下ろしている。今まで何度も機内から撮影してきたが、今日ほど美しさを感じた日は無い。
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「有難うございます」。
手を振ると、富士もニッコリと笑った氣がした。
穂高、槍、常念、蝶、大天井、鹿島槍、白馬、雨飾。北アルプスの名峰が背骨のように聳え、その脇に宝剣岳、木曽駒、御嶽、乗鞍と続いた。
世界も美しいですが、日本も狂おしいほどの美を備えていますね。
さぁ、日本晴れの故郷を離れ、お隣の中国へ向かおう。
ノムラテツヤ拝
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究極の店

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入った瞬間、大将にギロッと睨まれる。
「この店は日本酒の専門店ですが、宜しいですか?」
「は、はい・・・。日本酒、大好きなので・・・」
ぶっきらぼうに見えた大将の話を聞く内に、師匠はなんと日本一の蕎麦翁・高橋名人だという。その腕を持ってして、酒のアテを作らせれば、不味いわけがない。
出汁で丁寧に仕込まれた枝豆や、胡麻味噌なんかをチビリチビリとヤリながら、
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京都の玉川「アイスブレーカー」をロックで頂く。そして、今度は同じものを熱燗で。その味の差と、美味さの多様性にため息が。こんな風にアテンドできる大将って素敵だわ。
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ラストの蕎麦が、またしても衝撃の逸品。
田舎蕎麦を頼んだら「うちのは太くてとても固いですが大丈夫ですか?」と挑戦的な目で聞かれるので、黙って頷くと、10分後に出てきたザルを見て「ハニワ顔」になった。
まるでウドンのような極太の蕎麦。それも角がピーンと立っている。食べると、んもう、まるで蕎麦の曼陀羅。蕎麦粉のおやきを噛んでいるよう。切れ味の良い蕎麦ツユで頂くのも良いけれど、岩塩だとより蕎麦の持つ風味と甘味が感じられた。
成田の町に究極の日本酒&蕎麦屋「T」がある。さぁ、成田空港へ向かおう。
      ノムラテツヤ拝
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冬一番

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戸塚から成田エクスプレスに乗った。
毎年恒例の年末をまたぐ旅の始まりだ。
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それにしても、昨日の夕方と今朝の富士山はこの冬一番の美しさだった。
日本海側に寒波が襲来したが、関東地方は雲一つない快晴。キーンと張り詰めた空気感の中、まさに富士劇場と言うべき圧巻の光景が広がった。
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横浜に住み始めて10ケ月、ここまで富士が近くに見えた日は無かった。視線を合わせていると、その静謐な氣に後ずさりしてしまうほど。
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ダイヤモンドのような太陽と富士の競演、飛行機と夕焼けの合作、そして今朝の紅富士と地上100mからの空撮。横浜は初霜。車のフロントガラスに氷の華が咲き、どこを狙ってもキラキラと光り輝いた。
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もうすぐ成田。一泊して、明日の早朝出発する。
           ノムラテツヤ拝
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