ハバナの美2017-12-15 Fri 23:38
![]() それにしても渋い街並みだ。 キューバ革命の前、政治も人もほぼアメリカの支配下に置かれていたが、カストロとゲバラを中心とした革命児たちのお陰で打倒し、独自の道を切り拓いてきた。 ![]() オバマ政権の最後、形だけの国交正常化が実現するが、実際足を踏み入れてみると、本物の正常化にはまだ程遠かった。 「半世紀前の世界がある」 キューバはそう形容されることが多いが、感覚的には20~30年前。ただアメリカの裕福層が贅を尽くして建てた革命前の街並みがそのまま古くなり、50~100年前というタイムスケール感をあらゆる場所から醸し出している。 事前のネット予約は出来ず、すべてはこの地にやってきてから。そんな旅が始まると、不思議なほどの懐かしさと穏やかさを感じることに。 ![]() 午前中に今日の泊まる宿を訪れて交渉、荷物を置いてから町へ繰り出し、夕方には翌日のバスや列車のチケットを買いにいく。ネット時代が当たり前になった中、僕たちが忘れてしまいかけたものが、ココにあった。 ![]() 分からないことで、幾度も現地の人たちに助けてもらう。それらを積み重ねていくことで、あっという間に国と自分が近づいていく。 ![]() ようやく見つけた果物屋さんの壁画にはゲバラの肖像画、ヘミングウェイが通い続けた人気のモヒート屋には長蛇の列、タトゥースタジオの見事なデザイン、そして海に浮かぶハバナの美しき街並み。 ![]() ![]() 現地に立ってみないと、肌で感じないと分からないことが確実にある。 「分かっているつもりの人」だけにはなりたくないな、と切に思う。キューバや日本をはじめ、世界は素晴らしい「美」で彩られている。だからこそ、それらを一つ、またひとつと、僕は掬いながら人生を歩んでいきたい。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
キューバBD2017-12-15 Fri 09:42
![]() 700通を超える誕生日メッセージ、どうも有難うございました。 自分は周りの方々によって、今を立たせてもらっているんだなとキューバで実感した次第。もう一度言わせて下さい。皆様、有難うございます! 首都のハバナは、古色蒼然の街並みにカラフルなアメ車がボコボコと排気ガスをまき散らしながら走っています。 43歳の誕生日をこの地で迎えましたが、他国と違いとても個性的な一面を体験しましたので、一つ一つ記します。 まず、キューバに入国するためにはツーリストカードなるものが必須で、東京の在キューバ大使館での取得が義務付けられていますが、今は暫定的に機内で無料で貰えます。それに記してなんなく入国。しかし荷物が出てくるまで延々1時間ほど待たされ、更に税関で厳しい荷物チェック。ハバナの宿に着いたのは、夜中1時過ぎでした。宿の主人に特製キューバリブレを 作ってもらい、ググっと飲んで睡眠。 ![]() 誕生日は、朝から電話局に並んだ。キューバではインフラ不足のため「nauta」と呼ばれるカードを購入して、町中のWi-Fiスポットから接続しないとインターネットに接続することが出来ないのだ。長蛇の列の最後に人々が「ウルティモ?」と聞きながら入ってくる。スペイン語で最後尾の意味だ。30分並んだ ところで、店内から女性が出てきて「nauta」が全て売り切れたので、今日の販売は終了しますと大声で告知する。なんたること。最終的には、ホテルで安く分けて貰えたから良かったものの。 ![]() お昼のラムシャンクとチキン&豆の煮込みは、期待していなかった分、驚くほど美味かった。 ![]() 煮込みはブラジル料理のフェジョアーダにそっくりで、ラムはほろほろと肉が崩れ溶けた。 ![]() ![]() 夜は海老料理とモヒート。ラム酒、ライム、炭酸、イエルバブエナ(ミント)で作られたキューバ産カクテル。 1杯目は砂糖抜き、2杯目は砂糖入り。中のミントを食べてみると、野性味たっぷりの濃厚さと力強さががっちりと絡み合う。 くぅぅ~、全身に震えがくるような味だ。 ![]() お会計をすますと、あれれ、なんだか足がもつれる。 モヒートって、意外にアルコール度数が高いのね。 43歳初日は、モヒートの美味さに酔いしれた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
| ホーム |
|