バガンの神髄2018-01-05 Fri 18:57
![]() 完璧に修復されたものよりも、朽ちた遺跡に惹かれる。 バガン遺跡でのそれは、ミンナントゥ村周辺。あの遠くに見えていた白い巨塔は、この周辺の仏教中心地だった。 1222年に創建されたが、金ぴかの仏像がすっと立ち、周りの壁には見事な壁画が残っていた。 ![]() ![]() 仏陀、インドやタイの美女たち、五百羅漢のようなものまでビッシリと。それはまるで壮大な曼陀羅のように見えた。 巨塔の周りは、遺跡が朽ち果て廃墟のようになっているが、それがより想像力を掻き立てる。どんな人たちが、この素晴らしかったであろう建築を作り、そこに祈りを込めていたのか。目を瞑って大地へ座ると、彼らの声を聞こえてきそうだった。 ![]() ミャンマー最後の場所は、ビューイングタワー。最上階からの眺めに、瞳孔がひらいた。バガンには3000以上の遺跡があるとは聞いていたが、このタワーを中心に360度、仏閣仏塔で埋め尽くされていた。そして何より感動したのが、果てなく続く広大な平原だった。ここが隆盛を極めた時、住んでいた人たちはきっと天国をここに作り上げていたのだろう。目を開けると、その時代の風景がふっと見えた氣がした。 そろそろ空港へ行かないと。これからマンダレー経由で中国へ再入国。旅の第二部が始まる。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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