チャルテンへ2018-02-28 Wed 17:08
![]() カラファテを朝に出て、一路北上する。 雨がポツポツ降りしきる中、朝日が大地を照らした。 もしかして・・・、振り返ると、カラファテの町を包むように、虹が大きな弧を描いた。 すぐにシャトルバスを止めて、皆で撮影会。パタゴニアらしい大きく、クッキリとした虹だ。 幸先の良い風景を眺めながら、さらに北上する。 今日の向かう先はチャルテン。世界で最も好きな山「フィッツロイ山」の麓にある村だ。 途中の休憩所・レオナは、あの有名な映画「明日に向かって撃て」のモデルにもなった、銀行強盗犯ブッチ・キャシディとザ・サンダンス・キッドが数か月間、身を潜めていた宿。その時の写真などが、壁に飾られていた。 ![]() 暖炉の前でガウチョと遭遇。銀の柄の短剣を差し、スカーフを巻く伊達男。優和な笑顔を、レンズに向けてくれた。 ![]() チャルテンへ向かう最後の直線で、バスの脇を飛ぶコンドルに大歓声。暴風の中、みんなで世界最長の鳥に見入った。 ![]() 今日のランチは地ビールに、 ![]() ラビオリ ![]() とアルゼンチン料理のロクロ ![]() にピザ。 ![]() 生憎の天気のため午後はしばし休息して、21時半には、空がうっすらと焼けた。 フィッツロイ山は厚い雲に覆われて、お休み中。 明日は、顔を出してくれるかしら? ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
スカイワード2018-02-28 Wed 11:41
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ひでこさん2018-02-27 Tue 17:18
![]() 久米さんのラジオ番組に出演した際、愛情あふれる紹介をして下さり、出演後はネット書店から自著が売り切れ御免となった。一体、どれだけの人がこのラジオ番組を楽しみ、久米宏という一人の男性を愛しているのだろう? この時に、強く想ったことがある。 「いざというときに影響力を出せる大人になろう!」と。 去年、ナショジオのフォトコンテストで世界投票になったときのこと。身の回りの人たちに声をかけて、少しずつ渦を作っていった。転機となったのは、友人でもある断捨離の祖・やましたひでこさんと連絡を取った時のこと。 「今日、わたしの家でパーティーを開くから、来てプレゼンしてみたら?」 早速ひでこさんのタワーマンションへ伺い、集まっていた皆さんに自分の想いを伝えた。ひでこさん、おのころ心平さんが中心となり、大々的に宣伝してくれ、一気に大きなうねりとなっていった。 ![]() この時も想ったっけ。影響力という強い力を。それを作るのは、日々の積み重ね。そして皆が幸せになることを全力でやっていく覚悟なのだと思う。 ひでこさんは、最後の最後まで全身全霊で応援してくれた。それがどれほど僕の心の支えになってくれたことか。どれほど背中を強く押してくれたことか。 南アフリカ、ペルーのマチュピチュ&ナスカ、ペルーのチャチャポーヤスと何度か自分の主催する旅に参加してくれたけれど、いつも大切なことを教えてくれる。 自分の人生をどれだけシンプルに出来るか、そしてどれだけ自分をご機嫌様にしていけるのか。それはそのまま周囲の幸せと直結していた。 ![]() そんなひでこさんから、今日、新しい本が届いた。 「人生を変える断捨離」、「心を洗う断捨離と空海」。 帯には、稲盛和夫氏推薦の文字。 ひでこさん、大切に読ませて頂きますね。 また一緒に旅しましょう! ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
ペリトモレノ2018-02-27 Tue 17:17
![]() 初めてここへやって来た旅人は、必ず度肝を抜かれるだろう。 それは20年以上前から、なんら変わることがない。 車で最後の急坂を登りきると、右手の森のすぐ奥に、巨大な蒼きペリトモレノ氷河が広がった。 「うわゎっ、おぉぉ~」 バス内では感嘆の声が次々に漏れ、皆のワクワク感が爆発した。氷河を一望できるミラドール(展望台)。さぁ、今日はたっぷりと時間があるから、2時間崩落を待ち続けようと、氷河の前に陣取って見つめる。 昔、父はアラスカで何度もオーロラを見上げ呟いた。 「おとうさん、もうオーロラ見るの飽きちゃったよ」 でも、この氷河へ連れて来た時、ずっと、ずっと見続けていたっけ。 おもしろいのだ。 ![]() まずどこが崩れるか分からない。でも、ひとたび崩れれば落雷音のような激しい音に空気も心も揺れる。どこだ、どこだ、と胸の鼓動が止まらなくなる。 ![]() 完璧なバランスをとって立ち尽くす氷河。でも前進する力に少し押され、何処かが破綻すると、欠片が欠片を呼んで、大崩落となる。 ピキピキ、ゴロロー。その先で、高さ70mほどの氷河が見事に崩落していった。 ![]() 夜は地ビール屋さん。ここ数年でカラファテのビールレベルは一気に上がり、それらをあてにラビオリやサーモンなどを頂いた。 ![]() ![]() みんな小麦色に日焼けして、体も締まっている。 ![]() 「旅は何処へ行くかより、誰と行くかが重要!」とよく人は言う。 でも、僕は欲張りなのかな? やっぱり、ご縁のある大好きな人たちと、世界最高の地を旅したい。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
奇跡の氷河2018-02-26 Mon 17:23
![]() 世界には無数の氷河が存在する。 温暖化が叫ばれる昨今、99%以上の氷河が後退する中、奇跡的に前進を繰り返す氷河が世界に2つある。チリのピオ11氷河と、アルゼンチンのペリトモレノ氷河だ。 ![]() パイネ国立公園から陸路でアルゼンチンのカラファテへ戻り、今日はその氷河へ向かった。 まずはアイストレッキング。 ![]() ペリトモレノ氷河の舌端部分へ取りつき、そこでアイゼンを装着する。ガイドから氷河上の歩き方を教えてもらい、すぐさま登山を開始。 ![]() 重なり合う部分は青く光り、ブルーホールには氷河水が煌めいていた。ゴロゴロ、ガララー。時折、崩落音が内側から響きわたる。 ![]() ![]() それにしてもどうだろう? この命の原色のような蒼色の世界は。 ![]() 1時間みっちり遊んだところで、グラスに氷河の氷を浮かべて、そこにシャンドンのロゼ・スパークリングを注ぐ。 ![]() 「なにこれ、氷からパチパチと音がする」 ![]() 「こんな美味しいシャンパン飲んだことない!!!」 皆から絶叫の声があがった。そりゃぁ、そうですよ。中に入っているのが数百年の年月で作られた氷の宝石なんですもの。 雲一つない天気の下で、皆の笑顔が大きく弾けた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |