いざ出発2018-02-10 Sat 16:03
![]() 昨日の夕焼けは素晴らしかった。 薄い雲が富士のバックスクリーンとなり、日が傾くにつれて茜色に染みていく。まるで絵具の筆を水に付けたように、色が周りへマーブル状へ飛び火していくのだ。 ドローンを100mまで上げると、沈んだばかりの夕日が、また顔を見せてくれる。夕日が富士と染め、富士が僕を茜色に照らした。撮影していると、やがて僕と富士の境界線が消え去り、僕が富士になり、富士が僕になる。 ![]() この世は映し、映され合う世界。片方向でなく双方向の世界でフラクタル構造。 「しばらく、日本を留守にしますね」 頭を下げると、空から言の葉が降ってくる。 ![]() 「あちらの聖山と一体になってきなさい」 今日から向かう先は、世界で最も愛する大地「パタゴニア」。 参加者は、日本各地、世界各国から旅慣れた人たちが集結する。一緒に旅する方たちが、爆発的に楽しめるよう、やりたいことがやれるよう準備はしてきたつもり。ひとたび本番が始まってしまえば、後は臨機応変に、勢いをつけながら走り抜けていけば、最高の旅になる。 昨夜、今までのパスポートを開いて、パタゴニアの入国スタンプを数えてみた。その数49個。今回のパタゴニア旅で記念すべき50回目の渡航となる。 あまりに好き過ぎて、2年間、森の中に移住した思い出深き地。 さぁ、今回はどんな風景を見せてくれるのだろう? 眼前に聳える富士を見ていて思う。アルゼンチンの聖山「チャルテン(フィッツロイ)」とチリの聖山「パイネ」は、富士と仲の良い友達になれるのだろうな!と。 ラウンジでいつものルーティン。ビールをかっくらい、かき揚げうどんをすすり、カレーを飲む。 よっしゃ、さぁ行くぜ! ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
スーツ選び2018-02-10 Sat 07:55
![]() まだ公には出来ないが、国際的な大きな宴に招待された。 「その宴はドレスコードがあるのでしょうか?」 「普通のフォーマルスーツで問題ありません」 「うぅぅ・・・」 大学院を卒業してからというもの、会社に勤めることなく写真家を目指した僕は、スーツと無縁の生活を送ってしまった。 大学の入学式、成人式、卒業式などの節目のために、買ったスーツはあるが、それはもう20年以上前のこと。 どうしよう? 誰かから借りようかな? と悩む僕を横目に、これからもそういう機会があるだろうし、一着くらい買ったらと提案された。 「だ、だ、だよね・・・」 では何処に買いにいけば??? 宴は今月下旬。それまでは海外に行っているので、時間は今日しかない。 えいやっ、と車を飛ばし、御殿場のアウトレットに向かった。 まず最初に良いものからと「ダンヒル」を試着。 今まで袖を通した数少ないスーツと違い、脇がキュッと絞られていた。2つボタンの両方を締める僕に、「男性用のボタンは、上をひとつだけ締め、下は飾りなので、外しておくのが基本です」と教えてもらう。 43歳にもなって、お恥ずかしい限り。でも、初めてのことだから、なんだかワクワクしてきたのも確か。 ゼニヤ、セオリー、アルマーニ、ニューヨーカー、と店をはしごしながら、その感覚を肌で掴んでいく。 「最近は細身で着こなすのが主流で、ひと昔前のダボっとしたパターンは少なくなっています」 「ふむふむ」 ひとつひとつのスーツに袖を通すと、確かにそのパターンの個性が見えてくる。 でも、ここの胸がもう少ししまっているといいな、袖がもう少し長いと良いなと、欲求が出てきたところで、生まれて初めて映画キングスマンの世界や、スーツを仕立てる人たちの気持ちが分かった。 毎日スーツを着る人たちにとって、どれだけ快適に、着ていて心地良いかって、とっても大切なことだもの。 6店目のポールスミスで、ようやく自分の体にジャストフィットした一着と出逢った。ネクタイはパーティーなので、ちょっと華やかに赤を。 ![]() ふぅ、良かった。気に入ったものがあって。 帰ってからは、バレンタインデーが海外滞在なので、自宅でプレバレンタイン。 アルゼンチンワインの至宝プレンタを抜栓し、大好きなラムチョップとチョコのブラウニーを頂いた。 ![]() さぁ、昼まで旅の用意をして成田空港へ向かおう! ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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