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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

ちいさくて、おおきな島

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この前取材を受けた「イースター島の魅力」の記事がアップされました。
https://www.nta.co.jp/media/tripa/articles/ah1jj
最近は南米周りではなく、日本~タヒチ~イースター島のチャーター便がとても人気です。
イースター島は今まで19回ほど出かけていますが、その内4回はチャーター便。
一度、この便利さを知ってしまうと、なかなか元には戻れなくなります。
小さくて、大きな島、それが僕にとってのイースター島です。
              ノムラテツヤ拝
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アマミチュー

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沖縄で一番訪れてみたかった場所、それが浜比嘉島だった。
海中道路を渡り切ると、遠くに目的の島が見えてきた。
「ヤッシー、あそこの岩って何かあるの?」
「えっ、やっぱり分かるんですね」
「だって、凄まじい氣の柱みたいなのを感じるよ」
「あそこが、アマミチューなんです」
琉球開闢の祖神、アマミキヨ(アマミチュー)。そのお墓だという。海岸沿いに車を止めて、参拝しに行くと、石で作られた廟があった。
手を合わせ、沖縄を作り上げた神に感謝の念を捧げた。ボワンと体全体が熱くなるが、さっき僕が感じた氣はここだろうか?
ざわざわした心のまま、その周囲を歩くと、浜辺の方へ引っ張られた。そして、先に浮かぶ島に目が釘付けになった。
「あれは、津堅島。ニンジンが名産なのでニンジン島と呼ばれています」と奥様のAさんが教えてくれた。
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間違いない。
これは氣の脈だ。
あの島から亀のような岩を通り、アマミチューまでが見えない力で結ばれている。そこを一望できる防波堤で感じると、一つのイメージが湧いてきた。
「龍」。
それも沖縄のヤンバル(北)を頭とした一体の巨大な龍が横たわっている。
琉球の祖アマミチューが定めた7つの聖地を「琉球七嶽」と呼ぶ。最北が辺戸の安須森で、最も南が玉城グスクや斎場御嶽(せーふぁーうたき)。それらの頂点が沖縄の背骨のように縦断しているのだ。
今なら分かる。15年前に、斎場御嶽で感じた自然と一体化するような、自分が消えていくような体験は、龍の氣脈の上に立ったからだと。
浜から山側へ入り、シルミチューへ。ここは、アマミチュー、シルミチューが住んだ場所だと伝えられている。ここにも結界が張られ、急に厳かな雰囲気が。
「なんだか神社みたいですね」
「野村さん、見てもらえば分かりますから」
森の奥へ奥へ歩いていくと、突然大きな鳥居と黄泉の国へ吸い込まれていくような階段。一番上には、巨大な磐座のシルミチューがあった。
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今日は特別に参拝させてもらうため、鍵を開け鉄柵の中へ。奥には立派な鍾乳石と、丁寧に祀られた社が。
頭を地面に付け手を合わせ、今日ここに寄せてもらったことに感謝し、貴社のますますの発展を願った。
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帰り際、ゾクッとしたものを背中に感じた。
振り返ると、深い闇しか見えない。ここに、現在も琉球開闢の祖神は、生き生きと住まわれているのかもしれない。
沖縄、いや琉球王国が日本でいてくれて本当に良かった。
闇に頭を下げ、僕は静かに外へ出た。
風がザザァーと枝葉を揺らし、七色の太陽が森へ差し込んだ。
         ノムラテツヤ拝
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うりずん

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機体が青い海へ吸い込まれていく。15年ぶりの沖縄、那覇空港へと降り立った。
ターンテーブルから荷物をピックアップすると、外で友人のヤッシーと奥様が待っていてくれた。
「めんそ~れ~」
二人とも南国仕様のいでたちに、ちょっとドキドキした。実を言うと、僕は何より暑いのが苦手。今まで一番暑かった場所は、紅海沿岸のアカバ。気温は50度以上で停電になった時は、もう死ぬかと思った・・・。沖縄も、前回来た時の頭がクラクラした思い出が蘇った。
自動ドアが開き、外へ出ると、衝撃だった。涼やかな、湿度の含まない風が、僕の体を巻いたのだ。
「なにこれ?」
「今の沖縄は一番良い季節。こっちの言葉でうりずんって言います」
うりずん。
初夏と訳されることが多いが、「すべての命が目覚める!」そんなイメージらしい。
美人の奥様Aさんは、美大卒なので、とってもクリエイティブ。最初から話が妙に合って嬉しいなぁ~。
ヤッシーの店で、まずは駆けつけ一杯をしてから、友人ケイタくんが勧めてくれた、沖縄そば屋「S」へ。
「沖縄そば選手権1位」と書かれるメニューを眺めながら、アーサそばを頼んだ。
まずはレンゲでスープを一杯。
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ほよ?どこかで食べたことがあるようなカツオ出汁。
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そうだ、名古屋のきしめんのツユに似ている。そして自家製の細麺はしっかりとコシがあった。まさにきしめんと味噌煮込みうどんの、固めのうどんとの組み合わせ。いいねぇ~、美味いなぁ~。
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お腹いっぱいになったところで、今日の目的地のひとつ「勝連城址」へ。
15年前、僕はここに来て驚いた。「なぜペルーのマチュピチュそっくりの石垣が沖縄本土にあるのだろう?」
その答えを、今回は探しにやって来た。

十代目城主・阿麻和利の居城であり、5つの郭からなる連郭式のグスク(城)。「千年も君臨せよ、気高き阿麻和利」と呼ばれた英雄だ。
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グスク上部のウシヌジガマは自然洞窟。
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この前にもしっかりと祈り込みの結界が張られていた。こんなところに「沖縄の美」が詰まっている。人々が大切だと思っている場所、そこに昔から連綿と祈りを繋げてきたのだ。だからこそ生まれる静謐な氣。本州の忘れてしまったものが、沖縄にはまだまだある。
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まあるい石が二つ並んでいるのも、マチュピチュと一緒。一つは陰の、もう一つは陽の気場で、ゼロのバランスが取られていた。てっぺんへ上がると、海から森へ抜ける甘い風が吹きあがった。まるで天空から下界を眺めているようだ。
観光用の看板に「勝連城は13世紀以降に建てられたもの」と記されていた。
北海道のアイヌと沖縄の漁師、そのDNAを調べると、限りなく似ていることが分かっている。そしてアイヌとペルー・アンデスの人たちは、99.99999%同じなのだ。
その時代に、海を越えて誰かが渡ってきた、または渡ったのか、それとも同じ遺伝子を持つ兄弟だからこそ、同じ発想の城(聖地)を作り上げたのか? それは誰にも分からない。
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でも、僕たちは突き詰めていけば、間違いなくひとつの命に収斂されるのだ。うりずんの風が、僕の腕をクルクルとまわった。
        ノムラテツヤ拝
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ハナニラ

キャプチャ

週刊現代(講談社)の「絶景日本遺産」に、地元で撮影した写真が選ばれた。
世界の秘境・辺境ばかりでなく、こういうのって何だかとっても嬉しいな。
週刊現代

「引地川の千本桜と春の星花」
神奈川県/大和市
満開の桜の下に咲き揃うのは「ハナニラ」だ。
空を覆う桜色と地面に広がる薄紫色のコントラストが美しい。
3月下旬から4月上旬、大和市の「引地川千本桜」が見ごろを迎える。引地川は東名高速大和トンネル付近を水源に、鵠沼海岸で相模湾に注ぐ全長約21kmの河川だ。千本桜から上流へ2kmほどさかのぼると、桜とハナニラの春景色に出会える。
ハナニラは小さな花が星型に開花することから、英語では「スプリング・スターフラワー」と呼ばれる。和名は「ニラの花」なのだが、実は食用のニラとは別物。茎や葉を傷つけるとニラに似た臭いがすることから名付けられた。
ノムラテツヤ拝
aflo_30698123週刊現代
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いのちの季節

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寿命が100年あるとして、春夏秋冬はそれぞれ100回しかない。
年齢を重ねるごとに、季節感が愛おしくて仕方なくなるのは何故だろう?
出雲でたくさんの勉強をさせてもらい、米子から羽田へ。その足で、今度は南へ向かった。国内なのに関わらず、15年もご無沙汰していた場所へ。
右手には春の雪をかぶった雄大な富士が手を振っている。
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アルプスを抜け、瀬戸内海を突っ切る。そして一気に南下。
機体が着陸態勢になると、海の色が変わってくる。あれはどこの島なのかな?
三日月型の島に、まあるいサンゴ礁のラグーン。
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さぁ、「いのちの季節」を感じる旅を始めよう。
          ノムラテツヤ拝
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