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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

黄泉比良坂

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ペルーの「次元の扉」の話を覚えているだろうか?
大石の扉の向こうに、大好きなおばあちゃんが立っていた話。
その時、現世と黄泉の間(あわい)のような岩だと伝えると、すぐにひろちゃんは「黄泉比良坂(よもつひらさか)」だなと表現した。
勉強不足の僕は、その坂のことを何も知らなかった。
こんな時は、ネットで調べるより、ウィキペディアで調べるよりも、まず自分が出向いて、感じてみること。
帰国してすぐに羽田から米子の便へ飛び乗り、そのあわいの坂を目指した。
黄泉比良坂は、古事記に出てくる坂。イザナギが黄泉から還ろうとしたとき、追って来る悪霊邪気を桃の実で撃退した坂であり、大国主命が黄泉でスサノオの課す試練を克服し、妻のスセリヒメと共に還ろうとしたとき、スサノオが追い至って、大国主命に国づくりを託したのも、この坂だった。
石の鳥居の向こうには、聖なる桃の樹もあり、その坂の果てにはペルーと同じく巨石がある。そこに誰かがたむけた花が置かれていた。
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目を瞑り、氣を測ると、特に何も感じられない。岩の背後に回ると、杉の森と空間があり、さらに氣は小さくなっていく。
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なんだなんだ? 神話の話に沿ってあてがわれた場所なのだろうか?
鳥居を戻ったところに、ここより上が「伊賦夜坂」の小さな木板が。
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椿が落ちるその細道を登っていくと、途中で「この先、行き止まり」の看板があり、エネルギーは、グニャリと曲がった。
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この雰囲気を僕は国内4つの場所で感じたことがある。延暦寺の地下、月山の頂上、高野山奥の院と戸隠神社の奥社で。
地球というシステム、宇宙というシステムは魔訶不思議だ。
前世、現世、来世と時間を追って進むというのは幻想で、全てのものが同時平行に走っている。だからこそ、約束の地で交わるポイントが生まれるのだ。
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ここ黄泉比良坂もまた、そんな約束の場所なのだと思う。坂を下りると、満開の桜の花が出迎えてくれた。
            ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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