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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

日本一の桜場

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桜と言えば、日本中で何処を思い浮かべるだろう?
山桜の吉野(奈良)、枝垂れの三春(福島)、日本最古は神代桜(山梨)、二番目は薄墨桜(岐阜)、または京都や富士吉田だろうか。
いや、違う。僕にとってのナンバーワンは青森の弘前だ。
桜の密集度と規模、手をかける手間と予算、散り際の桜吹雪と花筏、どれをとっても一級品だった。
去年初めて訪れた弘前城の桜場。見たこともない風景に圧倒され、シャッターを押すのがやっとだった。
帰ってきてから写真整理をするにつれ、あーすれば、こーすればと後悔ばかり。今年はそのリベンジでもある。
桜の満開情報が出ると同時に、僕は羽田から青森へ飛んだ。
見事に咲いた満開の弘前城、その外堀を歩くと、ひとつのイメージが降りてきた。
太陽、桜、花筏。それらを一枚に封じ込められないだろうか?
陽光の位置を確かめ、最もバランスの良さそうな時間は午後2時以降。斜光が入り、奥の桜が浮かび上がる。そして、風によって花筏が密集した。
午後3時10分、風景は三位一体となり、すべてが出揃う。日本一の桜場で、最初の一枚を押し込んだ。
         ノムラテツヤ拝
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ヤマネコ

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西表島には、ネコ飛び出し注意の看板が沢山ある。
動物注意の上にネコが、場所の記号と共にイラストが。
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そして道路にまで「ネコ注意」の白文字が書かれていた。
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夜行性のヤマネコは、夕方と早朝に道路に出てきて、事故に遭ってしまうケースが頻発しているらしい。
昼間に少し宿で仮眠して、夕方から再度ホタルの撮影へ。
フロントガラスには、雨粒がパツパツと当たるが、いずれ止むだろうとタカをくくっていた。が、夕日の時間になると、さらに雨脚は強くなり、激しいスコールに。行くか、行くまいか迷ったが、とりあえず出かけてみる。
10分もすると、全身ずぶ濡れ。20分で現場に到着した時は、南国の西表島で震えた。でも、と思う。この雨が、これだけ鬱蒼としたジャングルのような森を作り上げているのだ。
自然はいつも、今の自分に合ったものを、絶妙のタイミングで見せてくれる。
それは遅すぎることも、早すぎることもない。
ホタルが一匹、濡れた葉の上で光り出した。ヒメボタルは、オスもメスも発光するが、オスが交尾を促すために飛び回り、メスは光りながらじっと待つ。
近くのクワズイモの葉っぱを抜いて、傘代わりにして、撮影を開始。オスが葉っぱから飛び立ったと瞬間、雨に打たれて地面に叩きつけられる。裏返しになり、足をピクピクさせていた。もう一匹が、さらに一匹が、とまるで神風特攻隊のように飛び立っていくが、容赦なくスコールが叩いた。
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みるみるホタルたちは地面で息絶えていく。まさに蛍の墓だ。
はっとした。今年のホタルのピークは昨日、今日から減少していく。その狭間を自然は見せてくれている。何も無駄なことはなく、生命は連続して命のバトンを渡していくのだ。
1時間ほど撮影したが、光の乱舞が写ることは無かった。
帰りすらが、道脇に黒い影が通った。慌ててヘッドランプを照らすと、そこには山の神が立っていた。
          ノムラテツヤ拝
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