動的平衡2018-05-05 Sat 07:06
![]() 個は全体を動かし、全体は個を動かす。 大自然は動的平衡、ここに尽きるのかもしれない。だからこそ、多即一、一即多という叡智が連綿と受け継がれた。 弘前の桜も、そうだった。花筏が出来るまでの動画を撮ってみると、桜の花びらが少しずつ集まっているのではなく、絨毯部分の花筏全体が揺れ、ねじれ、揺らめく。肉眼で見ると止まっていると感じても、全体が揺れることでひと花を揺らし、ひと花揺らすことで、全体が揺れるのだ。 https://www.facebook.com/nomura.tetsuya.7/videos/pcb.1674406022655894/1674405812655915/?type=3&theater 一陣の風が吹くと木々は首を振り、中心が赤くなった花びらから吹雪を起こす。その姿をどうやったら表現できるか? いくつか新たな撮影を試みて、ようやく思った一枚が撮れた。やっぱり現場に行かないと、何も生まれないなと痛感させられた。 ハート型に見える桜並木を見上げ、城内を散策すると、風向きが変わった。 ![]() たったの1時間で別の濠が花筏に。壮麗な桜の織物のように見えた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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