ナゴヤナイト2018-07-21 Sat 12:53
![]() 楽しみにしていたナゴヤナイト。 薄味の革命児、大将の高橋忍さんの店「魯忍」で加藤さんと待ち合わせ。 一年前、僕はこの店で、衝撃を受けた。全体的に味は極めて薄めなのに、後味が津波のようにずっと続くのだ。 それはつまり、下処理の丁寧さと、いくつもの手間をかけているということ。忍さんの作られる全てが僕の味覚にヒットした。自分と同じような味覚の料理人がいてくれる幸せを噛みしめていると、最後に鰻丼が出てきた。美味しいんだれど、もしこれが白焼きだったら・・・と呟くと 「僕、白焼きのほうが得意なんです」と、視線が重なった。 シラヤキ、シラヤキ、シラヤキ・・・、呪文のように唱え、ようやく土用の丑の日に、その夢を叶うのだ。 腹を開き、櫛を打ち、そして備長炭でじっくり時間をかけて火を入れていく。身はどんどん盛り上がり、やがてクリーム色に。 ![]() ![]() じゃじゃーん。見よ、この厚みを!!! 皮はパリパリで、身はふっわふわ。口内でほろほろと味がほどかれ、清流の香りが広がった。藻の香り、鮎の味、それらが映像として脳裏に湧き上がった。 ![]() 忍大将と加藤さんと店の前でパチリ。 ![]() 2次会は沖縄料理屋。 ![]() 3次会は立ち飲み屋で、名古屋の有名人たちと一献。 ![]() ![]() 4次会は大人のワインバー。 時計を見ると27時半。 濃密なナゴヤンナイト。 ほんと、名古屋って美味しいわ。 大好きです。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
しげ吉2018-07-21 Sat 12:50
![]() 開店17時。 16時40分に到着すると、もう20名の行列が出来ていた。 唖然としながらも、聞いてみる。 「この店って、ひょっとして日本で最も混み合う店ですか?」 「日本一かどうかは分からんけど、うちらみたいなガードマンを雇っている個人のウナギ屋さんはなかなか無いわな」 懐かしい岐阜弁が、すっと心に入ってくる。 「この前の連休は17時開店で17時05分で完売。埼玉から来られていた夫婦は残念そうに帰っていたよ。土用の丑の日は、昼だけしかやらんけれど、11時の開店同時に完売だわな」 ![]() 岐阜県関市に昔から愛し続けるウナギ屋が2店ある。 「みよし亭」と「しげ吉」さんだ。 食べログでも常に高得点のしげ吉さんは、日本全国から人が押し寄せるため、開店前から長蛇の列が出来るのだ。 ずっと店の味を守り続けてきた大将は引退され、今は息子とその息子の友人の2人で裂き、櫛打ち、焼きを担当する。大将の晩年から2人は修業に入り、完全にその味を受け継いだ。 ![]() ![]() ウナギの骨をつまみに日本酒をチビチビ。 ![]() 敬愛するSさんと近況を聞いてもらう。 まず出てきたのは、白焼き。その色味加減に驚いた。 ![]() 今日は息子さんが焼き担当だが、見た目からもそのパリパリ感が伝わってくる。歯を入れると、中からジュルっと肉汁が溢れる。まるでウナギのショウロンポーだ。サクツ、ジュワー、サクッ、ジュワーと口内で見事な音が奏でられた。味はもちろん悶絶級。 うな丼もピッカピカ。 ![]() 豚の丸焼きのような照りがあり、まるで内側から発光しているような芸術品。一口食べて、やっぱり・・・と確信した。 白焼きもかば焼きも、大将の時代より味が薄めになっていた。 きっと、息子さんたちが考え抜いて、この味に微調整したのだろう。素晴らしい!より好みの味になったことに、笑みが溢れた。 関に鰻の名店「しげ吉」がある。もし行かれる場合は、開店の30分前から並ばれて下さいね。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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