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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

サイのおしり

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「今年は雨が少なくて」。
そんな話をガイドから教えてもらっている時だった。
川床であろう砂地に、少しだけ緑色の草がちらほら。そこに大好きな動物がいた。
サイ。英語ではライノー。僕はこの心優しき動物を愛して止まない。
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鎧のような皮膚を纏い、見事な湾曲する角、そして体に似合わぬつぶらな瞳。よくカバとサイを混同される方がいるが、カバは短気で狂暴に対し、サイはおっとりして余程のことがない限り人に危害を加えない。
一心不乱に緑の草を食み、命を繋いでいる。シャイな性格のサイは、一般的に草むらの中に身を隠し、その姿をほとんど見せないが、今年は雨不足による草不足、そんなことも言っていられないのだろう。
4頭のサイが一列に並ぶ。それだけでもテンションが上がるのに、真っすぐこちらに顔を向けたり、角をぶるんぶるんと震わせたり。そして最後はお尻をふりふりしながら、去っていく。
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「アメージング!」
ガイドがため息の混じる声でつぶやいた。
僕はいつまでも、愛らしいサイの後すがたを見つめていた。
                ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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