ラスト太極拳2018-11-15 Thu 17:59
![]() 午後からは、山組へ。 以前ロケハンした場所で、山田師範に舞ってもらいたかった。 屋良部岳へ続く細い急坂を登ると、一気に展望が広がった。 ここで、うさとの天女の羽のような服に着替えてもらい、風と同化。ふふふ、風の神様たちも、どんな服、綺麗な服って、どんどん服を揺らして遊ぶ。その姿は、まさに石垣の自然と同化していた。 ![]() ホテルに戻ると、見事な夕日が。 ![]() 皆でまばゆい光を受けながらのラスト太極拳。 ![]() 自分の体が最も美しい方向へ。 ![]() 太極拳は「型」ではない。 ![]() 大自然と繋がる動き、そして気持ちの良い状態をいう。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
石垣鍾乳洞2018-11-14 Wed 17:01
![]() 太極拳ツアーとしては初めての試みだった。 皆、せっかく石垣に来たのであれば、やりたいことがある。だから、石垣2日目の午後からは自分の好きなことをやってもら うことにした。 予想は的中し、旅の前から大盛り上がり。シュノーケルでマンタに会いたい人、石垣の最高峰へ登りたい人、街でショッピングをしたい人、そして滞在中のリゾートホテルでゆっくりしたい人。各自が自主的になり、ワクワク・ドキドキが増していったんだと思う。 でも、山田師範の望みで、午前中は皆と一緒に石垣を堪能する。まず出かけたのは、石垣を訪れる人が100%向かう川平湾。そこでエメラルドグリーンの海を眺め、グラスボートで楽しむ。 ![]() 終わり次第南下し、今度は鍾乳洞。 沖縄屈指の広大な鍾乳洞が地底に広がり、それらはまさに自然が作り上げた芸術品。 ![]() 湿気は高いが、耳を澄ませると、鍾乳石から水が滴り落ちる音が響いてくる。まるで大地の子宮の中に入れられたよう。 ![]() 多種多様の鍾乳石が、仏のように見えたり、鳥のように見えたり。あっ、トトロみたいな後ろ姿も発見! ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
太極拳一家2018-11-13 Tue 20:10
![]() 「今回は私の娘も参加しますので」 山田師範からそう言われ、会うのを楽しみにしていた。 名前は、みよちゃん。 今回の参加者は昔、若者だった女性が多いが、写真のみよちゃん(右)とゆいちゃん(左)のお陰で、平均年齢を大分下げてくれた。 みよちゃんと話してみると、山田師範の私生活が赤裸々に語られる。良いの?良いの?と幾度も確認するが、みよちゃんは構わず飛ばす。 「私、太極拳しないので」 まるでドクターXのような言い回し。 「どうして?」と聞くと、恐ろしい答えが返ってきた。 みよちゃんは幼少の頃から山田師範のお母様、おばあちゃんから太極拳の手ほどきを受けた。徐々に頭角を現し、さぁ、これからという時期。 「旅行に出かけたんです。そこでの夕食時、おじいちゃんがよし、一発やるかって太極拳を舞い出したんです」 「それで」 「終わるまで食べてはいけない決まりで。それが大学生になるまでずっと」 「テレビとか漫画とか見ていたら」 「殴られ、いや、怒られます」 幼少の頃、それは何と震えるような体験だったことだろう。太極拳は待ての合図。終わってから、初めて食べられる。 おじい様にしてみれば、それはご飯を食べる神聖な感謝の儀式だったのだろう。 「だから私は太極拳が大嫌いで・・・」 ふふふ、素敵だなぁ~と思う。 嫌いと好きは紙一重。一番困るのが「興味がない」ということ。みよちゃんのこれから続く長い人生で、どこかでスイッチが反転するときが来るかもしれない。だって大嫌いは、大好きの裏返しですもの。 それにしても太極拳を舞うときに、「一発やるか!」って。 太極拳一家らしい恐るべきエピソードに、皆で爆笑させてもらった。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
竹富島2018-11-13 Tue 19:41
![]() 石垣空港から離島ターミナルへ。 高速艇に20分揺られると、竹富島に到着だ。 港から皆で歩き、フクギのトンネルを抜けて村の中へ。 「喜宝院蒐集館」。 ここに長年ひろちゃんが見たいものがあった。 ペルーのインカ帝国全土を張り巡らすように存在したキープという縄文字。結び目を10進法で表し、その時代の人口や税金、身分などを表した。それと似ているものが、竹富島で見ることが出来るのだ。蒐集館を入って、すぐ右側にそれらは飾られている。 「藁算」、わらざんと読む。 ![]() 古代より文字は高位の人しか読み書きが出来なかった、というか支配するために教育しなかったが、八重山文化の百姓達には藁で編む技法を教えた。 ![]() この家族は何人家族なのか、税金はいくら払ったのか、ツケはいくらあるのかなどを結び目や織りなどで記させたのだ。 ひろちゃんは、じっくりと見入ってから、皆にそれらを教えた。 ![]() ペルーのキープと藁算。僕にとってこれは似ているが非なるものと思っている。 キープはキープマヨックと呼ばれるキープを読み書きする職業もあったと言われ、高位の人たちによって使われた秘儀。だからこそ、無限に思える結び目から、多様性を作り上げた。 ![]() 「インカはもし言葉が必要なかったとしたら。10進法の0,1だけの世界だったとしたら? 世界で最も早くアナログを飛ばしてデジタル化した文化なのかもしれない」。 これはひろちゃんが15年前からずっと言い続けていることで、自著にも何度か書かせてもらった。キープだけでなく、インカがデジタル文化を採用した痕跡はまだまだあるが、ここには記さない。 ![]() 一通り見学してから西の浜へ。 「てっちゃん、昨日海でアースしたって言っていたよね?」 「はい、海に入れば、誰でも元の氣に戻っていきますから」 「なら、海の中で太極拳をしたらどうだろう?」 こんな柔らかな発想が出来るからこそ、生徒さんが何処までも付いてこられるんだろうな。海中太極拳を、海面から、空からと撮影させてもらう。 ![]() 「てっちゃん、こりゃぁ、凄いわ。皆も一緒にやるよー!」 ![]() きゃーきゃー言いながら、一同参加する。 ![]() こりゃぁ、みんな元気になるわな。 太極拳は勿論、これだけ笑えれば、氣が巡るに決まっているもの。 石垣島へ帰港すると、具志堅さんの銅像の前で、ひろちゃんは腹を出してガッツポーズ。長年の夢が叶った瞬間だった。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
沖縄産おにぎり2018-11-12 Mon 17:00
![]() 沖縄産のおにぎりってご存じだろうか? 「ポーク卵おにぎり」、簡単に言えば沖縄版スパムむすびだ。 卵とスパム(ポーク)が殺人的な相性の良さで重なり、口内で混ざると誰もが目を細めてしまう。那覇空港の専門店で買い求め、ひろちゃんと共にラウンジで食す。 「おぉぉ、おぉぉ」 どうやら初めて食べるようで、深い感動を得ている模様。 ![]() 今日は沖縄本島からANAで離島へ飛ぶ。 「ようやく俺の夢が叶う時がやって来るな」 そう、ペルーの考古学を長年研究してきたひろちゃんが、どうしても日本で見たかったものが、そこにあるのだ。 空港から空へ飛びあがると、眼下には青い環礁が浮かんだ。日本って、本当に美しい。手を合わせる。沖縄が日本領土であってくれて有難うございます。 1時間も飛ぶと、機体は最終着陸態勢。 ![]() 更なる美しい珊瑚の海が広がり、僕たちは石垣島へ吸い込まれていった。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |