氷河の蒼色2018-11-30 Fri 16:57
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春爛漫2018-11-30 Fri 08:43
![]() 11月のパタゴニアは、春爛漫だった。 大地からは純白のアネモネが顔を出し、南極ブナ林には真紅のフォスフォリータが花火のように命をひらく。 ![]() ![]() カラファテの町から70キロほど西に向かい、ペリトモレノ氷河へ。世界中の氷河が後退する昨今、未だ毎年2mという速さで前進を続ける稀有な場所だ。 専用バスを降りて、いざ展望台へ。その時、空を黒い影が通り過ぎる。見上げると、翼長3mを越えるコンドルが悠々と飛んでいく。慌てて望遠レンズに代えようと思うが、まずはコンドルの行き先をジッと見つめて読む。間に合わない。標準ズームでピントをシビアに合わせていく。 ![]() 世界で最も美しい青きペリトモレノ氷河と世界最大の鳥コンドルが、一枚に重なった。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
パタゴニアの旅2018-11-29 Thu 17:05
![]() 飛行機が静かに高度を下げていく。 湿地帯の向こうに摩天楼のようなビル群。南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに着陸した。成田~ヒューストンまでが12時間、ヒューストンからブエノスまでが10時間。そしてここから、更に4時間南下する。目的地は日本の真逆に当たる、世界の果て「パタゴニア」だ。 パタゴニアとはアルゼンチンとチリにまたがる南緯40度以南の地域名。アウトドアメーカーのパタゴニア社は、創業者のイボン氏が、この地を気に入ったことから名づけられた。 ![]() 玄関口となるカラファテが近づいてくると、右側にアルゼンチン湖が見えてくる。夕日に照らされ、黄金色に。 ![]() 風が強いのか、レンズ雲がいくつも浮かんだ。原野の中へ機体は吸い込まれるように着陸。 ![]() 世界で最も美しい地「パタゴニア」の旅が始まった。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
書き下ろし2018-11-29 Thu 11:17
![]() まだ情報公開は出来ないけれど、数カ月前から教科書へ掲載するための書き下ろし文章を作っていた。絵本を作る時と同じように、どうしてこの言葉を選ぶのかを一字一句、確認する。例えば23名と23人では、その意味が違ってくる。「人」は全体のグループを表すが、「名」はその個性を指すように。別途、扉に白熊の写真を使うことになり、そのレイアウトも自分なりに考えた。 僕たち作家がすることは、最も大切なことはひとつだけ。 自分の想いを真っすぐ書くこと、ではない。そんなことはプロであれば当たり前。最も大切なことは、誰が読んでも、どんな時に読んでも、相手に寄り添っていること。読んでくれる子供たちの心にしっかり届くように、細心の注意をしながら熱を込めることだと思う。昨日、それらの概要がようやく上がった。沢山の子供たちの心に、万華鏡のように想いが広がってくれると嬉しいな。 おっ、この前のTBSラジオの久米さんのコーナーに出演して以来かな。ブログランキングで一位にたっているのは。 https://blog.with2.net/rank1634-0.html これも、ひとえに応援して下さる皆様のお陰に他ならない。 どうも有難うございます。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
ふゆのじかん2018-11-29 Thu 08:56
![]() 秋の空気が冬へ入れ替わろうとしている。 春夏秋冬、それぞれの匂いがあるが、僕はこの冬の張り詰めた埃のような香りが好き。 いつもの展望地へ行き、富士とご対面。少しずつ雪のラインが降りてくるのを見られる幸福を想う。 ![]() 一日、一時間、一分、一秒、それらが晩秋から初冬にかけてこんなにも愛おしくなるのは何故だろう? 夏には決して感じない、この体内を刻む静謐な時計。 ![]() そここそが、僕が最も冬を愛する理由なのかもしれない。 ![]() 今日も晴れ。富士が気持ちよさそうに立っています。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |