シマフクロウ2018-11-05 Mon 18:09
![]() 知床に深い闇が押し寄せてくる。 空には星がひとつ、またひとつと増えていく。 「ホーウ」、「ホーウ」。 低い声が、森のしじまを破り、突然川べりに羽音が響いた。 シマフクロウ。アイヌ語でコタン・コロ・カムイ、村を守る神の意だ。 ジッと川面を見つめてから、まるで夜風のように俊敏に飛び込んだ。2mの翼が広がる。足には、銀色のヤマメがピチピチと踊った。その瞬間にシャッターを押し込むと、無音シャッターなのにも関わらず、シマフクロウはこっちを凝視した。 黄色い瞳に吸い込まれそうになる。世界屈指の大きさを誇り、体長は70センチほど。大人がちょうどしゃがんだくらいの大きさだ。 知床は日本一のシマフクロウの生息地。70羽ほどが生息し、一つの川に、一つのつがいが住んでいるという。 昔から憧れたフクロウの神「シマフクロウ」。 ![]() ヤマメとオショロコマの2匹を食べると、 ![]() 音なく闇の中へ消えていった。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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