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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

最強の水炊き店

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羽田から福岡へ。
今夜は数か月前から予約を入れた憧れの店へ。博多といえば、グルメシティだが、僕が最も愛しているのは「水炊き」だ。
良質な鳥ガラで出汁をとった鍋料理。以前はよく長野さんを訪れていたが、数年前にこのDという店の存在を知った。「爆発的に美味い」、「死にそう」、「こんな美味い鳥、食べたことがない」と各方面から絶賛の嵐が巻き起こった。
その聖地へようやく訪れる時がやって来た。
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まずは、濃厚なビールを頼み、付き出しの鳥を食べてビックリ。
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薄味だけれど、肉の味自体がすこぶる濃いのだ。鍋の中には、手羽やモモが入っている。ぐつぐつ煮込んで頂きます。やっぱり、薄味なのに、肉汁の美味さに自然と涙が溢れ出る。
「特製からあげです」
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若く可愛らしい店員さんが運んでくる。拳くらいある巨大からあげ。歯を入れた瞬間、肉汁が溢れ、唇を火傷しそうになった。まるで小籠包だ。
つみれを作るための鶏肉を見て、納得。こんな光り輝く鶏肉で水炊きが出来上がっているんだ。
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肉ひとつひとつに弾力があり、ぶりんぶりん。
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味は薄味、肉は濃厚の図式は変わらない。
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更に野菜&豆腐が、出汁に包まれて甘さを増した。
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ラストはソーメン。一口啜って、ぶっとんだ。
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「今まで食べていた水炊きは一体なんだったんだ?」
間違いなく、僕の中で、水炊き一位に躍り出た瞬間だった。
幸福感に包まれ、お会計をお願いしたら、店長さんが出てきて一言。
「昨日、野村さんがこちらへやって来るので、これを出して下さいと言われまして。名前を伺ったのですが、知らせなくて良いと」
手に持っていた特製シャーベットが8個も。
「全部ですか?」
「はい、4つと4つで、44歳おめでとうございます!と伝言を預かりました」
こんなことをするのは、世界中でただ一人しかいない。
博多の可愛い後輩のYくん、どうも有難う。多すぎたので、周りのお客さんと一緒にウマいウマいと楽しみました。
メリークリスマス!!! 素敵な時間をお過ごしくださいね。
              ノムラテツヤ拝
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鎌倉撮影会

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写真は料理と似ている。
AとBを合わせ、Cを引くことで美味しい料理Dができあがる。それと同じように、EとFを足し、Gを取り除くことで、美しき写真Hが仕上がるのだ。
料理に秘伝のレシピがあるように、写真にもやっぱり科学的な撮影法がある。フェルメールの絵を思い浮かべて欲しい。黄金比、遠近法の消失点、色相比、明暗比などを完璧に計算し尽くした作品。だからこそ、人々の心に何世代にも渡りダイレクトに伝わってくるのだ。
ソニー主催・鎌倉アルプス撮影会が開かれた。これで通算9回目となるが、生徒さんたちは常連さんから新人さんまで様々。
「写真を撮る上で、一番大切なことは何ですか?」
よくそんな質問を受けるが、僕にとって答えはひとつだけ。
「写真という行為すべてを楽しむこと」
それが上達の一番の近道だと思う。ただ、どうしても本やネットでは教えてくれない秘伝の部分がある。それらを僕らプロが生徒さんたちと一緒に撮影地で伝えるのだ。
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撮影法に隠すことなどひとつもないので、その場に適した技術は出来る限り全て開示して皆で楽しむ。すると、講評の時間がより濃密になっていく。
これだけ同じ場所から撮影しても、皆、違うレンズをつけて、別の方向を見ている。
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出来上がった写真には、その人の心が映り込み、皆から感嘆の声があがる。あの時に、あーやって、それを狙うのか。視点(レンズ)を変えて、別物に表現するのかと、共同で学んでいけるのだ。
何度も参加してくれる常連さん達は、撮影技術の目覚ましい向上は勿論、自分の目線を何より大切にするようになる。水中カメラを使ったり、
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一脚を伸ばして、高い位置から魚眼レンズで狙ったり。
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写真はフィルム時代と比べて限りなく自由になった。
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撮影出来る方向は360度、時間帯も朝から晩まで手持ちで対応できる。
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だからこそ、大切になることが、世界標準の色で作品を見るということ。キャリブレーションをかけたモニターを用意してこそ、初めて現像やレタッチの意味を持つのだから。
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「目の前の自然を同じように写真で再現するのは無理ですよね?」
答えはノー。その再現の仕方を伝えるのが、座学&撮影&講評なのだ。蓮の根のように、紆余曲折しながら失敗を重ねながら覚えていくのも良い。でも僕なら最短距離で一直線で上がっていって欲しいと願う。
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だって、写真は競うものではなく、心から楽しむもの。カメラは対象物を慈しむ視点を持つ道具なのだから。生徒さんたちの写真、素敵だったので、ぜひ見てあげて下さい。
               ノムラテツヤ拝
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