嬉野温泉2019-01-05 Sat 17:44
![]() 日本全国津々浦々、温泉を求めては旅を続けてきた。 身を浸した温泉はゆうに200ケ所を超えるが、色付きの温泉じゃなくて、こうも感動した温泉は久しい。 純白、青白、茶色などの有色温泉は、臭いも含めて気持ちが上がるが、透明な温泉は泉質が勝負。透明でツルツルになるのは、龍神温泉(和歌山)と美輝の里(岐阜)が筆頭だった。けれど、佐賀に軽く抜かれるなんて・・・。 昔から有名な嬉野温泉。 ![]() ここの透明なスライムのような温泉に入ると、ぬるんぬるんの液体が体にまとわりついてくる。腕を触ってみると、まるで濃い石鹸が塗られているような滑らかさ。ここまでヌルヌルの温泉は初体験だった。 それを元にした名物料理もある。今から60年前、嬉野温泉郷にある「よこ長」の主人は、温泉の湯で豆腐を炊くと、豆腐が溶けて柔らかくなることに着目し、嬉野だけの「湯豆腐」を作り上げた。 ![]() 出汁のしみた湯豆腐は、口に入れた瞬間、とろけて香りだけが残る。その味はもはや芸術の域に達し、美味しんぼ(39巻)に紹介されたのも頷けた。おからコロッケもホクホクのジャガイモが混ざって最強の味。 ![]() はぁ、日本ってほんと深いな。近くにいらした折には、ぜひ絶品の湯と味を堪能されて下さい。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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