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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

今日もアルマジロ

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車を走らせていると、グアナコの大群に出会った。
南米には4種の野生のラクダ科が生息する。アルパカ、リャマ、グアナコ、ビクーニャだ。クラレのCMなどで一躍有名になったグアナコたが、ラクダ科の動物ということを決して忘れてはならない。ラクダ科の動物は、ハンムラビ法典で生きている。目には目を、歯には歯を。そして痛みには、痛みを持って報復する老獪さと機会を狙うしつこさを兼ね備えている。
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チョイケと呼ばれるダーウィンレアも、パタゴニアの原野の主役だ。
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ゼンマイで巻いたように、左右にちょこまかと走りまわる。
一直線の道路が何処までも続いていく。
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心が傷ついた時、こんな道を見るのは、きっと役立つだろう。

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自分の悩みなんて、この何処までも続く直線に比べたら・・・。
そして、またしても運転手のフェデリコが道路を横断する、アルマジロを発見した。
「昨日のはペルードだったが、今回はピチェ。より小さいんだ」
知ってる、知ってる、このタイプは今まで何度も見たことがある。止めてもらい、近づくと、このありさま。頭隠して、尻隠さず。
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「フェデリコ、こっちを塞ぐから、そっちから掴まえて」
ものの数秒で、フェデリコの大きな手は、アルマジロの背中を鷲掴みした。
「あぁ、死んだ」と思ったのだろう。
アルマジロ・ピチェは、肛門から反射的にウンチを漏らしてしまう。実はアルゼンチンでは、アルマジロはご馳走。特にこのタイプを甲羅ごとアサード(焼肉)にすると、天にも昇るような美味い肉となるのだ。フェデリコは僕と見合い、舌なめずり。僕は大量の唾を飲み込んだ。
ダメダメ、今回は一人旅ではなくパタゴニアのツアー。あの禁断の味に手を出しては。フェデリコの手から逃れると、アルマジロは一目散にブッシュへ消えていった。
               ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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