本読みノート2019-03-21 Thu 19:04
![]() 「心を真っ白にして今、生かされていることに感謝するんだ。すると不思議なことに、大空に一本の虹が現れる。『美しい、綺麗、ありがとう』。もしかしたら、これが虹を呼ぶ呪文になるかもしれないな。人と自然、全てのものは、一つの環っかでまあるく繋がっている」 数年前、友人のS園長から相談を受けた。 「幼稚園で子供たちに『本読みノート』を作りたいんだよね」 「本読みノート?」 「うん、一冊ずつ自分が読んだ本を記していくノート」 力を貸してくれないかな?と言われ、喜んでパタゴニアの虹の写真と冒頭の虹のことばを贈った。 昨日、「パタゴニアを行く(中公新書)」の重版メールをしたところ、S園長からも祝福の言葉が。 「おめでとうございます!幼稚園の本読みノートも5000冊売り切れました。重版出来!」 僕の目は点に・・・。1冊の本読みノートで500冊の本を読んだことになる。だから単純に計算しても、500冊×50000冊=250万冊。なんと子供たちが、250万冊読んだことになるのだ。最初は競って、遊び半分でやっていたことが、やがて習慣になっていく。それは間違いなく人生の宝物になるだろう。 そんな子供たちのきっかけになる仕事に携われたことに、ただただ感謝の念しかない。本を読むこと。それは何時の時代も、世界中何処にいても、著者と対話出来る魔法のような体験だ。 それらの言葉や体験を血と肉として、今度は誰も到達していない遥かなる世界を目指し、また後世へと何かを残していって欲しい。 僕たちは先輩から光のバトンを渡され、後輩へ渡していく。それを全力で楽しんで欲しいなと、心から想っている。僕も、みんなと一緒に、死ぬまで走り続けます。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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