体感旅2019-05-17 Fri 17:35
![]() 愛するウユニ塩湖へ来てもらったなら、今出来うる全てを体感して欲しかった。 ガイドのDに「いつもの場所で探そう」と提案し、車の速度を落とした。遠くにはいるが、まだまだ。最初の初対面って、とても大切だから。 「てつや、あれは?」 「もっと近くで」 10分くらいそんなやりとりをしただろうか。2人が「あれだ!」と声を揃えた。乾燥した原野に飛び出すと、そこには立派な雄がこちらをジッとにらんでいた。 ![]() ビクーニャ。 世界最高の毛皮が取れる、野生動物(ラクダ科)だ。その背後には、雌や子供たちが。ハーレムの長は、家族を守るために最前線で命を張った。その凛とした佇まいの美しいこと。旅の仲間たちもぞくぞくと車を降りて、その気高い姿に見入った。 そして次は、スーパーフードで名高いキヌア。今の季節、キヌアは収穫期を迎え、真っ赤に穂を色づかせ、実をパツンパツンに付けていた。それらを自分で触って、感じる。大切な自分の体に入るものは、やっぱり直に触り、どうやって作られるのかを知らないと。 ![]() 自己責任&体感主義。多分、僕がやりたいツアーはこれだ。自分のことはまず自分でやり、出来なかったらアテンド側が全力で助ける。事前にスケジュールの詳細を知らせるのではなく、目の前で起きたことを自身で感じ、考えながら楽しく進んでいく。それが日々の生活にも必ず繋がっていくと思うから。 さぁ、そろそろ塩の世界へ飛び込もうか。僕たちは一路コルチャニ村へ向かった。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
列車の墓場2019-05-17 Fri 16:11
![]() ウユニ塩湖のゲートとなる場所。 それがウユニ村の郊外にある「列車の墓場」。 打ち捨てられた錆びた車体が、この地の栄華盛衰を物語る。 ひと昔前までは、ここで取れた塩や鉱物は、この列車に乗せられてチリの港まで運ばれ、世界へ拡散していった。やがて道路網が発達することで、トラックにとって変わられ、今では週に数便しか列車が走ることはない。 ![]() 塩で錆びた列車は行き場を無くし、ここにひとつ、またひとつと棄てられたのだ。 でも、そのレトロな雰囲気に目を付けた人が、ここをウユニ塩湖に行く前の観光地へと仕上げた。お陰で、世界中から多くの人々が列車と戯れ、その姿を写真に残す。 ![]() 僕も、阪根ひろちゃんと断捨離のひでこさんをお呼びする。 「いやぁ、なんだか新婚さんみたいだなぁ」 ひろちゃんが、やけに照れていた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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