幸福の緑光2019-05-23 Thu 17:03
![]() 太陽がふたつに輝く時間、我らはやっぱりワイン会。 ほろ酔いになった頭で、自分の外面と内面を見つめてみる。 ![]() 外、内、外、内。思想は行ったり来たりしながら、一つにまとまっていくもの。 「てっちゃん、今日も出すか?」 顔を夕陽色に染めた阪根ひろちゃんが呟いた。 「もちろん。宜しくお願いします」 ひろちゃんが手を合わせて呪文を唱える間、僕は三脚を立てて、超望遠レンズを装着した。 夕陽が少しずつ大地キスをし始める。レンズの向こうの太陽に焦点を合わせ、明るさを微調整する。太陽が大地から隠れる瞬間、端が緑色に染まった。 「来ますよ、グリーンフラッシュ」 見た者は生涯の幸せが約束されるという幸福の光。 ![]() 太陽光の屈折率によって緑色に見える現象だ。 「1秒もなかったですが、緑になりましたね」 「てっちゃん、大切なのは時間じゃないんだよ。起こったという現実だ。出ます、出します、出させます」 みんなが幸福になるために、いかに動くことができるか? そう、僕は初めてひろちゃんと出逢った27歳から、この人にそれを教え続けられている。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
ダンシャリアン2019-05-23 Thu 07:36
![]() 「てっちゃん、南アフリカに連れて行って貰った時、喜望峰で断捨離が世界に広がるようにって宣言したわよね!」 旅が始まった時、そう語り始めたのは、断捨離の祖・やましたひでこさん。 「今回はどこかで、その想いを宇宙へ届けたいの!」 「はい、了解しました」 昨今、皆がよく使っている「断捨離」という言葉。これはやましたひでこさんの造語だとご存じの方が、どれだけいらっしゃるだろう? ヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」の頭文字を取ったものだ。 ひでこさんは、空間と物を整理することで、自分自身の心が整って気持ち良くなることを、自己体験の中で発見した。これは誰にでも使えるメソッドだと、断捨離を立ち上げ、全国津々浦々を講演して回った。もしひでこさんが、断捨離を通して儲けようと動いていたら、きっとこれほど世界中に広まることは無かっただろう。こんなに素敵なことを教えてもらったのだから、ご縁のある皆も使って欲しい。ご機嫌になって欲しい、そのピュアな気持ちが、日本を世界を動かしていった。 僕がひでこさんと初めてお逢いしたのは、ある講演会でのこと。夕食時、目の前の席に座ったひでこさんに、世界中の絶景話をした。南アフリカの600キロ続く花園の写真を見るやいなや、「わたし、ここにいくわ。連れていって!」と即決。その竹を割ったような性格に、好感を持った。 「断捨離とは一体何ぞや?」 その時の僕は断捨離という言葉を知らず、ましてやそれがひでこさんの造語だと知らず、無知丸出しでひでこさんから教わった。 「断捨離とは、ただ、モノを捨てることにあらず」 人間の外面と内面は常に比例する。内面がいっぱいいっぱいの人は、外面も散らかっている。だから、まずはそこから始めようというのが断捨離の考え方。ときめかないモノを捨てることで、心に隙間を与え、そこに体験や経験など、ときめくものを入れていく。自分が少しずつ変わっていくことで、周りにご機嫌様な人たちが増えてくる。相手と自分を比較して愚痴っている時間があれば、過去の自分と比較することで、悪口や噂話の無益さを学び、自分自身でご機嫌を取れる人間になる。こうなると、人生を俯瞰して見られるようになり、自身でコントロールすることが出来る。「自適」、これこそが断捨離の最終目標であれ極意なのだ。 モノ→空間→体→集う人→心 この一連の流れが何を物語っているか? それは自分の周りは、すべて自身が作り上げているという現実。だからそれを逆から辿り一つひとつ整理してみたら如何ですか?という提言が「断捨離」なのだ。 ウユニ塩湖上で、断捨離組が「宇宙に届け、断捨離~!」と見事に言上げ(ことあげ)された。 http://bit.ly/2M58KX5 おめでとうございます。宇宙の神様も、笑っておられましたよ。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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