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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

マチュピチュのちから

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マチュピチュは目に見えない力が漲っている。
1つめは、僕がずっとマザーロック(母なる岩)と呼び続けている巨石から。ここには柔らかな氣が充満し、ひとたびそれに触れると、自分の存在が吸い込まれ、今、一番必要なものが現れる。今回の旅では、4名が号泣した。その内の一人は、ずっとマリアさんが見えたという。ここでたっぷり遊んでから、マチュピチュの城内へ。
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リャマの親子が気持ちよさそうに日向ぼっこ。そして秘密の角を曲がったところに、喉ちんこのような岩がある。
「これがマチュピチュで最も大切な石だ」
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こう話されたのは、お忍びで来られていたダライ・ラマ法王だ。
ひとつひとつの石の組み方、配置にすべて意味があり、まるで壮大な曼陀羅のような遺跡、それがインカの聖殿「マチュピチュ」。何度訪れようとも、ここは、毎度、初めての顔を見せてくれるのだ。
            ノムラテツヤ拝
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奇跡の聖殿

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今から108年前の1911年7月24日、アメリカ人探検家ハイラム・ビンガムは、マチュピチュを永い眠りから目覚めさせた。標高2430mの高地に、まるで自然に溶け込むように建てられた奇跡の聖殿だ。
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インカの皇帝が住んだクスコ(3400m)からウルバンバ川をアマゾン側に下った地にあるため、遺跡は熱帯植物に覆われていた。その時の貴重な写真は、今も見る者の心を大きく揺さぶる。
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僕が好きな話は、スペイン軍に追われていたインカ民が、最後の聖戦のため、クスコからビルカバンバへ逃げる途中、最短距離のマチュピチュ経由ではなく、大きく回り道をした事実。
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インカ民は、この大切な遺跡を命に代えてでも、スペイン人に知らせたく無かったのだ。
発掘した土器や人骨、最新の研究を踏まえると、マチュピチュは歴代皇帝の墓であり、離宮、そしてインカ文明の肝となる「氣」の鍛錬場だった。
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その理由となる証拠は、今も遺跡の中に数多く隠されているのだ。
記念すべき30回目のマチュピチュへ。いざ出陣!
                ノムラテツヤ拝
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