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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

クスコの至宝

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カミソリの刃一枚通さないと形容される、インカの石組み。
その中でも、世界で最も小さな石が、黄金の館「コリカンチャ」にある。
どうしてこんな小さなピースをはめる必要があったのか? はたまた出ベソのように丸みを帯びさせたのか?
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今となっては誰もその答えを知るものはいないが、僕は確信を持って言える。インカ時代、石工は特別な職人として大切にされていた。だからこそ、匠の技の中に様々な遊びを入れ、後世の職人たちを育てていたのだと。
その極致ともいえる仕事が、この建造物にある。
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皇帝が住んだとされるコリカンチャには、ある重大な秘密が。以前にそれを解明したので、今日も中央の一点で皆で遊ぶ。ここは世にも珍しいゼロ地場になっているのだ。
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20代の頃、初めてコリカンチャを訪れ、インカの星座観に衝撃を受けた。僕たちは星と星を光で結び星座を作る。でも、インカの人たちは闇と闇を面で結び星座を観ていたのだ。
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天の川の闇部分にはキツネ座、リャマ座、カエル座、蛇座などが浮かび上がる。
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僕たちが「光の文化」なのであれば、インカはその対極の「闇の文化」だった。そして太陽もまた、インカの言葉(ケチュア語)では、それぞれの差し込む光に名前がある。それは何と豊穣な言語であり、自然への深い考察なのだろう。
さぁ、クスコで一番美味いランチを食べたら、首都のリマへ戻ろう。
              ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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