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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

聖なる石の遺跡

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マルタ島に世界一古い遺跡がある。
世界四大文明で最も古いものは、メソポタミア。時代を遡ること約5000年の歴史を誇るが、10年前に見つかった南米ペルーのカラル遺跡も、それに匹敵する4800年前に作られた。旧大陸の文明に、新大陸(南北アメリカ大陸)の文明が一石を投じた形となったが、さらに古い5600年前の遺跡が、マルタ島内に奇跡的に残されている。
遺跡の名は「ハガー・キム」、現地語で「聖なる石」を意味する。まずは博物館で発掘された石像を見る。マルタのモナリザと言われる女体像を皮切りに、
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可愛らしい女性のお尻の像もある。
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それらがどのような場所で使われていたのかは、遺跡に入れば分かる。
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5600年前にどのような人たちが住み、どんな楽しいことをしていたのか? 想像力を使って想いを飛ばせば、僕たちは、時空を軽々と飛び越えることが出来る。
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過去、現在、未来。これらは時系列ではなく、最新の物理学で証明されている通り、すべて今の中だけに存在する。だからこそ、ここに生きていた住人は、波長を合わせてくる現代の人々と繋がってくる。
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夏至、冬至、春秋分の日の朝日の角度で作られた大門をくぐると、古代の人々が大切にしていたものに、体が自動的に向けられていく。ここに神殿が作られた理由。それは沖に浮かぶ島・フィルトラの存在だ。
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日本で言うところの海の正倉院「沖津宮」のような感じで、島の一点から神聖なエネルギーが真っすぐ遺跡に注がれる。その先には、豊穣を意味する女性像が置かれ、誰がどのようにして運んだか未だに謎の20トン以上ある砂岩や御柱が、それらを受け、流し、増幅する。
もしかしたら、フィルトラ島からこの聖なる石(ハガーキム)遺跡まで、光の道のようなスロープがかかっていたかもしれない。まるで古代・出雲大社のように。
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この地で生きていた人々は、島から注がれる聖なる氣を何より大切にし、それらにくるまれるように守られていた。
            ノムラテツヤ拝
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蒼の惑星

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海水は妖艶に色づき、波が怪しく洗う。
エメラルド色だったかと思えば、透き通るようなサファイヤ色へ。
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太陽は七色のプリズムの集合体。レンズとボディをある角度に合わせると、それらを一枚に封じ込めることが出来る。
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地球は美しい。
何時でも、何処でも、誰でも、その美しさを手の内に。
そうやって、カメラは進化を続けていくのだろう。
           ノムラテツヤ拝
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