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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

ヒグマのちから

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カトマイのグリズリーベア(ヒグマ)は、知床(日本)の1.5倍の巨体を誇る。ひとたび立ち上がれば2m20㎝。だが、そのあまりのデカさと愛らしい容姿から、誰か人間が、このぬいぐるみの中入っているのでは?と錯覚してしまうほど。
ヒグマまでの距離5m。カトマイでは、これが日常世界となる。
            ノムラテツヤ拝
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熊の王国

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カトマイ国立公園は、水上飛行機でないと行けない僻地。
キングサーモン空港で乗り換え、いざ出陣だ。
眼下にはアラスカらしいスプルースの原野に碧き河。山々には羽衣のような霧がかかり、湖はエメラルドグリーンに輝く。
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そうそう、これこれ。これがアラスカの醍醐味。圧倒的な色彩と大自然が迫ってくるのだ。
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最終着陸態勢から、ナクネック湖に滑るようにランディング。熊の王国に足を踏み入れる。
             ノムラテツヤ拝
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熊の聖地

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夏旅の舞台は、アラスカ。
それも、熊の聖地・カトマイ国立公園だ。
奇跡的に予約が取れ、25年ぶりの再訪。あの時は写真の兄貴分のSさん、ナショジオ掲載写真家の原田純夫さん家族と共にやって来たっけ。ハタチの僕には、あまりに刺激的で、目の前がクラクラする日々だった。
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アンカレッジから小型飛行機で、釣りの聖地キングサーモンへ。朝霞にけぶった街並みが愛おしい。キーナイのフィヨルド地帯が青々と輝き、雲が赤く焼けた。
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蛇行する川と点々と湖が続く南東アラスカを抜け、やがて青き川が見えてくる。
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世界屈指の熊の聖地がもうすぐそこ。
僕は心の中で、カトマイ、カトマイと叫んでいた。
          ノムラテツヤ拝
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この夏一番の旅へ

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この夏、最も楽しみにしている旅があった。
一つは25年ぶり、もうひとつは憧れていた初めての地へ。
去年の北極旅なみにテンションが上がり、飛行機に乗るともうドキドキが止まらなくなる。
「自然現象は自分の内面と投影」とはよく言ったもの。
僕がワクワクすれば、大空にそのきざしが現れる。ふと外を見やると、両脇にハロー(幻日)現象、更に天頂に七色の光が輝いた。陽が傾き始めても、ハローは追って来る。そして虹のように光の反射が半円を作り出した。
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この旅は素晴らしいものになる。そんな予感めいたものがあった。
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カナダのバンクーバーで乗り換えて、いざ目的地へ。眼下に大きな氷河が見えてきた。
               ノムラテツヤ拝
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甲子園

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いやぁ、それにしても見事な決勝戦だった。
打棒の履正社とナンバーワン投手奥川率いる星稜の一戦。
今春のセンバツ大会一回戦で当たり、履正社は3安打完封負けを喫した。
打倒、奥川! 目指せ、日本一!を掛け声に、激しい練習を積み重ねて、どのチームよりもシャープな打撃を見につけ甲子園へ乗り込んだ。
2回に星稜が先取点を取れば、3回に奥川が投じた唯一の失投を見逃さず、履正社4番の井上がバックスクリーンへ3ラン。
疲れが見えてきた履正社のエース清水を7回裏に掴まえ、単打を集めて3-3の同点にすれば、8回表にすかさず奥川を攻め立て5-3。これで勝負あり。履正社が夏の王者、大阪勢としては去年に引き続き、連覇を成し遂げた。
必勝ではなく「必笑」。この星稜の戦い方を誰よりも体現していたのが、奥川だった。
ホームランを打たれても、味方ががエラーをしても、ピンチを招いても、常に口角を上げて笑顔を心がけていた。
試合終了のサイレンが鳴ってからも、涙ひとつ見せず、コメントも優等生そのもの。まるで自分の心を自制するプロのように見えた。
しかし、小学生からずっと奥川の球を受け続けてきた山瀬捕手が泣き崩れているのを見て、ずっと押さえていたものが融解した。ダムが決壊したように涙が流れ続け、表彰式になっても泣きじゃくっていた。
二人が積み重ねてきた、二人だけの時間があったのだろう。笑顔でいるということは、逆側にも心が振れるということ。悔しい時は、思いっきり泣けばいい。
奥川君、山瀬君、プロへ行っても、きっと決勝で負けたことが成長の糧になる。センバツで負け、一回り大きくなってきた履正社のように。
長い甲子園大会が幕を閉じた。もうすぐ夏が終わる。
              ノムラテツヤ拝
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