レインフォレスト2019-10-26 Sat 08:56
![]() 朝霧がたゆたうローズ湾の朝。 日の出とともに、白いベールが舞い始め、森を輝かせる。 森へ入ると、そこは圧倒的な美しさを誇るレインフォレストが。 ![]() どうだろう、この発光するような苔の緑は。 ![]() どうだろう、この絨毯のような精緻な世界は。地球は世界最高のアーティスト。それをまざまざと感じた光景だった。 ![]() 森の中に、大木をくりぬいて作ったカヌーの跡が。人々は森に負担をかけないよう、連綿とこの恵みを享受してきたのだ。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
ロースハーバー2019-10-25 Fri 15:59
![]() 37年間自給自足。 120人のシンジゲートで土地を守る。 薪で銅のコイルを温め、温水シャワー。 圧倒的な大自然の中で、自然に溶け込むように生きるローズハーバーの人々。その一軒宿に、今日は泊めてもらう。 今回の旅のメンバーは、全員カナダ人。 ![]() カナダに住んでいても、この地は秘境中の秘境と話してくれた。 浜辺を歩くと、一匹のネコちゃんがこっちへ近づいてくる。 ![]() 今日から1泊、宜しくね。体に優しい夕食を頂き、素晴らしい夕焼けに心を大きく揺さぶられる。 「こんなに晴れるなんて、この夏で初めてだ」 主人の言葉を聞きながら、僕はあたたかな幸福に包まれていた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
パフィン2019-10-24 Thu 17:28
![]() スキャングウェイを後にすると、すぐにクジラが現れた。 順光の中での、ダイナミックなテイルアップ。あちら、こちら、見渡すだけでも8頭のクジラが集っていた。 今日の宿は伝説のローズハーバー。ウキウキしながらゾディアックで進むと、ガイドのブライアンが叫んだ。 「あそこにパフィン(ツノメドリ・エトピリカ)がいる」 ![]() オレンジ色の大きなクチバシ、赤い縁取りの瞳、黄色い飾り眉。海のピエロと形容される人気の高い鳥だ。 ![]() こちらをジッとのぞき込み、一瞬にして飛び去る。足もまたオレンジ色で可愛いんだよなあ。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
精霊の森2019-10-24 Thu 08:42
![]() 強風にあおられ、雲が北へ北へと流されていく。 雲間から陽光が差し込み、トーテムポールを光り輝かせる。 もしかして、、、と待っていると、なんと青空が。こんな時のために、僕は日頃から訓練している。どれだけ難しい光でも、青空をしっかり出して、主体を引き立たせること。 一つひとつのトーテムと氣を合わせながら撮影する。まるで彼らの先祖たちが、撮らせてくれているような、穏やかな時間、そして柔らかな光だった。 背後に気配がした。振り返ると、白頭鷲のトーテムに、七色の光がかかり始め、僕はその行方を息を呑んで見守った。それらは各トーテムの頭に移り、やがて森の中へ消えていった。 ![]() あれは一体なんだったのだろう。森の精霊、ハイダ族の御霊? 僕には分からないが、明らかにそこに何かがいた。 「トーテムポールが朽ち果てることで、ここがより聖地になるのです」 ![]() 長老の言葉が、僕の体内で意味を持って響き始めた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
歴史の教科書2019-10-23 Wed 18:05
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