ナスカの神々2019-11-20 Wed 17:27
![]() 天気、場所、時間、すべてが揃う時、風景は奇跡を起こす。 ナスカ平原を南下していると、太陽が地平線に近づき、キスをする。周りの岩山は、まるで孫悟空の火焔山(かえんざん)のように燃え上がり、やがて空に浮かぶ雲にまで飛び火した。 ![]() 全天を駆ける不死鳥になったかと思えば、次はまあるい円盤のような形に。 ![]() ふふふ、ナスカからの熱い歓迎の儀だった。 「今日から宜しくお願いします」 一番星の金星が、僕たちを見下ろしていた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
伝説の店2019-11-20 Wed 16:52
![]() 死ぬ前にペルーのお店で一食たべられるとしたら、僕は迷わずココへ向かうだろう。 首都のリマから南下したところに、小さな魚介専門店Pがある。 今から15年前、初めて阪根ひろちゃんに連れていってもらった時は、まだ店は別のところにあり、先代もご健在だった。近くの川から獲れた海老を冷凍し、作る時には秘伝の技で鮮度を落とさずに解凍する。出て来るのは、世にも珍しい温かい海老のセビーチェだ。 セビーチェとは白身魚にレモンをたらしたマリネのようなペルー伝統料理だが、それらが川エビで、しかも人肌くらいに温かいのだ。弾力のある身に歯を滑らせれば、味は海老味噌のように濃厚で、カリカリに上がったユカイモ(タピオカ)と共に頂けば、誰もが頬を緩めてしまう。 ![]() 更に、特別に作ってもらった川海老チャーハンに、セビーチェとエキスの汁をかければ、脳内に痛くなるほどのエンドルフィンが大量分泌し、麻薬のような快感に全身が包まれる。 ![]() 最後の〆は、海老揚げ。 ![]() これを肴にペルービールで流せば、僕は「ペルーに来たぞ~」っと全細胞が開放する。 今はあのお茶目な先代はいないが、息子たちが必死のその味を守り続けている。いつまでも、最強の店が繁栄していきますように。 ![]() 店の白壁を見ると、ひろちゃんや僕たちの若き写真が飾られていた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
| ホーム |
|